日本プロ優勝・清水大成の秘密兵器! 329ヤードを記録した新ドライバーとは?
4ホールに及ぶプレーオフを制し、悲願のツアー初優勝を「日本プロゴルフ選手権」でつかんだ清水大成。そんな彼が現在、新たなドライバーの調整を進めているという。その詳細をレポートする。
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清水が新たに調整しているのは、ブリヂストンの『B-リミテッド BX-1★ツアー』(9度)ドライバー。9月に発売が予定されている新モデルで、フェースにはボールの滑りを抑える細かい網目状のパターンが施され、慣性モーメントを高めるカーボンクラウン構造を採用。強弾道を生み出す設計が特徴となっている。では、清水はどこを気に入っているのだろうか?
「顔がすごく好みなんです。つかまりそうだったり、左を向いていたりする顔はあまり好きじゃなくて……。どちらかというと、シュッとした洋ナシ型の顔が好きなんです。打感も柔らかすぎず、硬すぎず、ちょうどいい。程よいつぶれ感がありますね」。ヘッド体積は445㏄と小さく、ディープフェース形状で仕上げられている。
試打データでは、総飛距離329.1ヤード、キャリー301ヤード、スピン量2414回転、打ち出し角10.4度、ボール初速78m/sという、非常に力強い弾道を記録した。清水は弾道にも手応えを感じているようだ。
「僕の持ち球であるフェードが打ちやすいし、ドローも打てます。独特なフェース形状で球が食いつく感覚があって、右に滑る球が出にくいんです。ある程度スピン量があった方が、ドロー・フェードと打ち分けやすいんですね。雨の日を想定して、少し濡れた状態でテストしたんですけど、それが本当に良かった」
シャフトには『TOUR AD DI-7X』を使用。0.5インチのチップカットを施しており、標準よりもやや硬めの仕様になっている。
「高校生の頃からずっと使っています。いろいろ試しましたが、最終的にこの安心感に戻ってくるんです。振りやすくて癖がなく、タイミングも取りやすい。(“軟らかい”という評価もあるが?)僕はあまりそう感じません。チップカットしているぶん、ちょうど良い硬さになっているし、余計な動きがない方がスイングの中でコントロールしやすいですね」
現在は、スピン量をより適正にするために調整を続けているという。新たな武器を手にした清水が、今後さらなる勝利を重ねるのか、大いに注目したい。
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