けん引役は“チーム山田” 上位5人中4人が日本勢…し烈な米女子新人賞争いに山下美夢有は「獲りたいです」
先週の「AIG女子オープン」(全英)を制した山下美夢有は、今季から米国女子ツアーに参戦するルーキーだ。日本勢の活躍が続き、初の年間女王戴冠にも期待がふくらむが、“新人”たちの争いも熱い。
昨年、西郷真央が手にしたルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)争いは、現在、トップ10に日本勢5人がランクインしている。1位は990ポイント(pt)の山下で、わずか12ポイント差の2位に978ptの竹田麗央が続く。606ptの3位が岩井千怜で、422ptの4位が岩井明愛。264ptの馬場咲希が8位につけている。
昨年末の予選会(Qシリーズ)を勝ち抜いた候補者たちが、皆、活躍しているという状況で、日本勢の層の厚さもうかがえる。山下は5日に帰国した際、この一生に一度しかチャンスがない賞への意欲について「獲りたいですね。まずは1試合1試合、頑張っていきます」と話した。現時点のライバルが竹田ということで、日本の女王2人がレースをけん引しているのも、“胸熱”な状況だ。
山下は、竹田と米女子ツアー唯一のペアマッチ「ダウ選手権」で、チーム『山田』(山下の“山”と竹田の“田)を結成。一緒に優勝を目指してプレーした(結果は18位)。さらにAIG女子オープンでも、初日から3日間プレーし、ともに優勝争いに絡んでいる。
そんな2人の関係について山下は「麗央ちゃんとは話す機会が少なかったけど、ダウでチームを組んで性格も知って仲良くなりました」と明かす。さらに「メジャー(AIG)で3日間回って、プレースタイルも合って、いいリズムで回れました」とも話しており、2学年後輩との相性は良好の様子だ。
ポイントレースでも竹田が3位で、山下が4位と、もはや新人離れした活躍を続けている。シーズンが終わった時、その他のランキングも含め、日本勢が何部門を制覇しているのかも楽しみだ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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