スマホに突然「+388」「01」からの着信、「こいつらだけマジで気になる」と話題に
アタオカ(@ataoka623)さんがX(旧Twitter)に投稿した2枚のスクリーンショットが注目を集めた。それは、スマートフォンの着信履歴に記録された「不明」な番号からの不在着信。ひとつは「01」という謎の表示、もうひとつは国際電話「+3881700767」からの着信である。
投稿には、こう記されていた――『こいつらだけマジで気になる』

この短い一言が、多くのユーザーに刺さった。身に覚えのない番号、しかも表示が「不明」かつ意味不明な数字となると、誰しもが警戒心を抱く。実際、「不明な番号からの着信」はスマートフォンユーザーにとって身近な不安要素のひとつである。
「+388」はどこの国?──調べても正体が見えない
「+388」という国際番号は、現在明確な国には割り当てられていない。かつてはヨーロッパの国際通信網「ETNS(European Telephony Numbering Space)」などで使われていたものの、現在ではほとんど利用されておらず、正規の通信先とは言い難い。
このような番号がスマートフォンに届くこと自体が稀であり、多くは「折り返し電話をさせ、高額通話料を請求する」といった詐欺手口に利用されている。つまり、見覚えのない海外番号からの着信には決して折り返さないのが原則である。
この点については、スマホライフPLUSの以下の記事でも詳しく触れている:
知らない番号=すべて詐欺とは限らないが、「調べずに反応すること」が最大のリスクとなるのだ。
「不明」や「01」はなぜ表示されるのか?
もうひとつの画像にあった「01」という表示も異様である。これは、日本の電話番号体系に当てはまらない形式であり、番号のマスキングや発信者IDの偽装によって起こる現象と見られる。
このような不審な番号からの着信は、VoIP(IP電話)や国際ゲートウェイ経由の発信によって生成されることが多く、ユーザー側で発信元を突き止めるのは困難である。
実際、スマホライフPLUSのこちらの記事でも紹介されているように、着信に表示される情報がすべて“正しいとは限らない”という前提で対応すべきである。
「不明=不気味」という感覚は、もはや現代人の共通認識となりつつある。
着信を無視する勇気と、正しくブロックする方法
不審な番号に対する最も有効な対策は、「折り返さない・出ない・検索する」の3ステップである。とくに以下のような番号には、絶対に反応しないことが重要だ。
・国番号が「+388」「+881」「+224」など、なじみのない国際番号
・番号が極端に短い、あるいは不自然な桁数
・「不明」「通知不可能」と表示されているもの
iPhoneなら「不明な発信者を消音」に設定することで、不審な着信を自動でブロックできる。Androidの場合は、迷惑電話フィルター機能や専用アプリの導入が有効である。
加えて、スマホライフPLUSが紹介している以下のようなツールも活用すれば、被害のリスクをさらに減らすことができる。
不審な番号に心当たりがないときは、迷わずこれらのアプリを使って調べてみよう。
着信だけではない「不明」表示の怖さ

スマートフォンにおける「不明」表示は、着信だけにとどまらない。たとえばSMS、通知、位置情報などの機能においても、意図しないデータ送信が裏で行われている可能性がある。
こうした“不明な通信”の背景には、詐欺アプリや不正なプロファイルのインストールが関係している場合もあり、セキュリティ対策の必要性は年々増している。
「不明だから不安」「でも調べようがない」と思考停止する前に、まずは一歩調べてみる。そこに防げるトラブルがある。
まとめ
アタオカ(@ataoka623)さんの「こいつらだけマジで気になる」というコメントに、多くのスマホユーザーが共鳴したのは、それが他人事ではないからである。
スマートフォンは日々の生活に欠かせない一方で、私たちの知らぬ間に「不明な存在」とつながる窓口にもなっている。だからこそ、「不明」からの着信に敏感になることは、単なる神経質ではなく、“現代的な自衛”なのである。
最後に参考までに、過去に実際にユーザーが遭遇した不審番号に関するケーススタディも紹介されている。
こうした事例を知っておくことで、自分や家族のスマホを守る判断力が鍛えられるだろう。
次に不明な番号があなたのスマホに現れたとき、「出なくてよかった」と思えるよう、日頃から備えておきたい。
こいつらだけマジで気になる pic.twitter.com/1MsrLTdRVw
— アタオカ (@ataoka623) August 2, 2025
※サムネイル画像(Image:「アタオカ(@ataoka623)」さん提供)
記事提供元:スマホライフPLUS
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