のと鉄道の新型車両、デザインはどれがいい? 候補4案、投票募る
令和6年能登半島地震から再出発。のと鉄道(石川県)は2026(令和8)年度から新型車両の導入を予定しています。同社は車両デザイン候補を4案作成、8月から一般投票を開始しました。
「令和6年能登半島地震からの再出発にあたり、のと鉄道では普通車両の更新を予定しています。新車両は、地域の日常の足であると同時に、人と人、地域と全国をつなぐ象徴的な存在です。私たちはこの新しい列車を、「能登の再生」と「地域の希望」を乗せて走る、未来への象徴としたいと考えています。その想いを形にするために、地域の皆様、全国の皆様とともに、未来を描く外装デザインを選びたいと願っています」(のと鉄道)
【参考】
のと鉄道七尾線、鉄道事業再構築実施計画認定 電気式気動車の導入も
https://tetsudo-ch.com/13004045.html
能登の未来を象徴する新たな列車、デザイン候補4案をそれぞれ確認してみましょう。
デザイン候補4案
◆A案:風が吹き抜け朱鷺が舞う能登の里山里海
能登の里山里海を吹き抜ける風に揺れる布のようなグラフィックを使い、風を切って走る電車の様子を表現。車体両側の異なるカラーが豊かな自然を感じさせます。能登の上空を舞うトキの姿は、能登の魅力が広く発信される様子を表現しています。
◆B案:地と海が調和するやすらぎの能登の原風景
地と海が寄り添い合い、美しく調和のとれた能登の穏やかな景色を、なだらかな曲線で抽象的に表現。なだらかに連なる曲線が、ゆっくりと流れる時間の中に身を委ねる心地よさを感じさせてくれる、落ち着きのあるデザインです。
◆C案:点描の朱鷺が人の想いと未来を乗せ翔ぶ
2026年に能登の里山へ放鳥されるトキの飛翔する姿を、点の集合体で表現。一つひとつの点は、能登の里山里海を守ろうとする人々の思いを表しており、その思いがトキの放鳥に繋がったというストーリーを描いています。
◆D案:桜色と建具模様で受け継ぐトリコロール(三色)
歴代車両のデザインを受け継ぐトリコロールに、名勝「能登鹿島駅」にちなんだ桜色をメインカラーとして採用。田鶴浜建具の組子柄を抽象的に表現し、満開の桜をイメージしたデザインです。
新型車両のデザイン選考投票期間は2025(令和7)年8月1日から31日までの1ヶ月。投票はのと鉄道ホームページで受け付けています。
(画像:のと鉄道)
(鉄道ニュースや、旅行や観光に役立つ情報をお届け!鉄道チャンネル)
記事提供元:鉄道チャンネル
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。