6バーディ奪取は「ひさしぶり。やっといいゴルフ」 古江彩佳は全英ムービングデーに浮上
<AIG女子オープン 3日目◇2日◇ロイヤル・ポースコールGC(ウェールズ)◇6748ヤード・パー72>
6バーディ・4ボギーの「70」で回ったムービングデーを、古江彩佳は柔らかい表情で振り返った。「こんなにバーディが獲れたのはひさしぶり。いいゴルフだった」。トータル1アンダー・25位タイに浮上し、上位フィニッシュが見える位置で最終日へ向かう。
ティショットを曲げた1番でボギーが来ても、バウンスバック。フェアウェイから2オンに成功してバーディとした9番からは「5メートル、1メートルちょっと、3メートル」と、ショットとパットをかみ合わせて4連続バーディを奪った。
「最後のほうに難しいホールが続いている。風をプラスして考えると難しい」と、難易度が最も高い14番、3番目の17番と、終盤にかけて2ボギー。それでも初日に続くアンダーパーで、順位も上がった。
昨年覇者として迎えた前のメジャー「アムンディ・エビアン選手権」では、26位で決勝に進出したが、週末はバーディが各日2つのみで、「74」「73」とスコアを落とした。先週の全英前哨戦で、歴代覇者としての思い入れもあるスコットランド大会は、2日目にバーディなしなどで予選落ち。今季ここまでのバーディ数は198個で8位につけているが、最近は“〇”の数が減っていた。
「とりあえず、やっといいゴルフができた。しっかりショットを打って、パターは自信を持って打ちきることができれば、バーディトライもできると思う」。今季メジャーは2度の予選落ちを喫し、最高位は「シェブロン選手権」の30位。それを大幅に上回るような納得のいく結果で終え、気持ちよく米本土戦へと戻りたい。(文・笠井あかり)
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