“飛ばし屋”渡邉彩香がドライバーのシャフトチェンジで復調「気持ち良く振り抜けている」
<CAT Ladies 2日目◇17日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6652ヤード・パー72>
ツアー5勝の30歳、渡邉彩香が8バーディ・2ボギーの「66」。トータル5アンダー・4位タイに浮上した。
スタートホールでバーディを奪うと、3番からは怒とうの5連続バーディ。一気にリーダーボードを駆け上がった。「最近パターが決めきれない試合が続いていたけど、(今週から)ピン型に変更をして良く入ってくれた。すごくいい一日になった」と振り返った。
“飛ばし屋”の渡邉にとって生命線であるドライバーショットも復調傾向だ。6月から7月にかけて、15ヤードほどドライバーの飛距離が落ち込んでいたが、先週の「軽井沢72ゴルフ」からシャフトを『ツアー AD DI 6X』に変更したことで、自慢の飛距離が戻ってきた。
「いろいろシャフトを試したのですけど、今のはすごくいい。 気持ち良く振り抜けている。飛距離が戻ってきたので、セカンドショットも短い番手で勝負ができる」
2日間のドライビングディスタンスは263ヤード。神谷そらに次ぐ2位につけている。今週のラフは長いセッティングだが、「どうせラフに入れるなら、残り距離が短いほうがいいので。振っていこうという意識でやりました」。パー5でも積極的に2オンを狙っている。
そして、この日は埼玉栄高の同級生・辻梨恵とラウンドをともにした。3年生の時には、「全国高校選手権」で団体優勝を成し遂げている。「すごく久しぶりに一緒に回れたので、楽しかったです。梨恵のおかげでいいスコアで回れたと思う(笑)」とおどけた。
開催地の箱根に近い静岡県熱海市出身だが、今週は現在親が住む三島市から通勤をしている。「きのうも雨のなか、たくさんの人が応援に来てくれた。あしたも頑張りたい」。単独4位以上に入れば、生涯獲得賞金が5億円を突破する。地元ギャラリーの声援を受けながら優勝争いに打って出る。(文・神吉孝昌)
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