今季3勝目王手の川崎春花も全英出場決定「一回は行ってみたい場所」
<CAT Ladies 2日目◇17日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6652ヤード・パー72>
4アンダー・単独首位から出た川崎春花が8バーディ・1ボギーの「65」をマーク。トータル11アンダーで単独首位を守り抜き、今季3勝目に王手をかけた。
スタートホールでバーディを決めると、前半だけで4つ伸ばした。12番でボギーを喫したが、14番から4つのバーディを決め、後続と3打差をつけた。「きょうはおおもねタッチが合っていて、パットが入ってくれました」と、好調の要因にパッティングを挙げた。
今週はプロキャディに依頼せず、4月の「パナソニックオープンレディース」以来、自身2度目のハウスキャディを起用した。「今週は一人で考えながらゴルフをやろうと思って、ハウスキャディさんにお願いしました。年齢も近いので、すごく回りやすいですし、色々な話ができて楽しいです」。7月だけで2勝を挙げた21歳は、トッププロとしての自覚も芽生え始めている。
来週には今季海外女子メジャー最終戦「AIG女子オープン」が待っている。世界ランキング上位者の出場資格が繰り下がったことで、同88位の河本結、同89位の佐久間朱莉、そして同91位の川崎も聖地行きのチケットをつかんだ。
連絡がきたのは16日のラウンド終了後。「一瞬だけ(出場するか)迷いましたが、気持ちは行きたかったので、あした出発します」。海外用の荷物は父親が準備をして、意気揚々と日本を飛び立つ。
全英は昨年に続き2回目の出場。過去最多の日本勢19人がエントリーする今年は、“ゴルフの聖地”セント・アンドリュースで行われる。「一回は行ってみたい場所だったので、資格が降りてきて良かったなと思います」。今季3勝目を手土産に大舞台へ乗り込みたい。(文・神吉孝昌)
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