埼玉栄高→明大卒、即ネクヒロ初V 相場彩那が2度目のプロテスト前に感じる成長「粗だらけだった」
<JLPGAプロテスト第1次予選・A地区 事前情報◇29日◇五浦庭園カントリークラブ(福島県)◇6454ヤード・パー72>
マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第7戦で初優勝を挙げたばかりの明大卒ルーキー・相場彩那が、プロテスト1次予選(A地区)に出場する。
相場は埼玉県出身の22歳。今季から米ツアーを主戦場にする岩井姉妹とは埼玉栄高ゴルフ部時代の同級生だ。卒業後は将来を見据えて明大に進み、ゴルフ部へ入部。「岩井姉妹と比べたら私のゴルフは粗だらけだったし、そのままプロテストに受かる自信がなかった。ちょうどコロナもあって、先が見えない世の中だからこそ大学へいくのも大事だと思う」と両親の勧めもあり、決めた道でもあった。
大学では「勉強が大変だった。どうにか頑張ろう」と精神的に強くなれたという。ゴルフ以外では上下関係や大人との接し方も学び、社会で生きていくスキルを身につけることができた。
大学4年生で初めて受けたプロテストは「試験がカツカツだったので、ゴルフにさける時間が少なくやりきれなかった部分があった」と2次で敗退。卒業後はゴルフに集中できる時間が増え、自分の課題を分析してゴルフと向き合ってきた。特に注力したのは「マネジメント」だ。「パーオン率を上げれば心の余裕にもなる。それがメンタルにもつながる」。この取り組みが今の相場の自信になり、マイネク第7戦では優勝という最高の形になった。
師匠は国内女子ツアー8勝の山崎千佳代で、中学の頃から従事している。そして何よりも「第2のお母さん」という憧れの存在だ。「多くの女子プロ選手からも慕われていて、親身になっていろいろ聞いてくれる」。相場はそんな、人としてもゴルファーとしても尊敬されるプロを目指す。2度目のプロテストへ「この調子を落とさずトップ通過できるように頑張りたいです」と強く意気込んだ。(文・小池文子)
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