スタンス幅、体重移動、地面反力… 石坂友宏直伝のワンポイントアドバイスで体得しよう【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか?ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました!毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回はツアー未勝利ながら抜群の安定感を誇る25歳・石坂友宏。
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2020年からシードを維持し、今季はここまで予選落ちなし。初優勝こそまだだが、安定した成績を積み重ねている。6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」では4位に入った。
昨年のドライビングディスタンスは69位(280.20ヤード)、今季も98位(276.78ヤード)と、飛ばし屋タイプではないが、飛ばしたいときには“ある意識”を持ってスイングしているという。
その準備でまず大切なのがスタンスの広さ。「狭いよりは広くした方がいいと思う。ただ、広くし過ぎても体重移動がうまくできず、パワーを伝えきれないので、極端に広げ過ぎはしません。いつもより、少し広くするだけです」がポイントだ。
スタンスを少し広めに取ったら、次は体重移動。トップに上げるとき、しっかり右足に体重を乗せることが重要だが、どこまで乗せればいいのか。石坂流のコツは、「右股関節をグッと入れる」こと。「自分の親指が(股関節に当てたときに)挟まるようなイメージ」で体重を乗せるという。実際に親指を当ててみると、体重のかけ方と上半身のねじり具合がわかるので、ぜひ試してみてほしい。
ここまでで“飛ばしの準備”は完了。あとはクラブを振り下ろすだけ…だが、ここからはちょっと上級編。「溜め込んだパワーを使って、右足で地面を蹴っていく」。いわゆる“地面反力”だ。左足へ体重を移しながらも、「右足の比重が大きい」と話す。
とはいえ、これを実際にモノにするのはなかなか難しい。そこで石坂が教えてくれたのが、“足”の使い方。「バックスイングするときに左ツマ先、右カカトに体重をかけて、下ろすときに左カカト、右ツマ先に体重を移す」。まだちょっとイメージが湧かない? そんな方のために、石坂は最後にこんなアドバイスをくれた。
「クラブを持たないで体の動きを意識した方がイメージしやすい。練習場でやるなら、片足どちらかにボールを踏んで、アドレスのときにどこに体重が乗っているかを意識できる」。クラブは一旦置いて、ボールを踏んで足を前後に“パタパタ”してみる。それが地面反力を体得するために一番効果的だとか。
飛ばしのヒントは、「スタンス」「体重移動」「地面反力」。ちょっと難しそう…と思った方も、石坂直伝の“親指挟み”と“ゴルフボールでパタパタ”を意識しながら、まずは気軽に試してみてはいかがだろうか。
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