勝みなみはメジャー前哨戦で決勝へ　全英も“滑り込み”「すごくうれしかった」

＜ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 2日目◇16日◇ダンドナルド・リンクス（スコットランド）◇6584ヤード・パー72＞

「AIG女子オープン」（全英）の前哨戦2日目。初日に引き続き強い風が吹き荒れる中、勝みなみが決勝進出。さらにうれしい報せも届いた。

第1ラウンドを1アンダー・23位タイで終えた勝は上位進出へ期待を込めて2日目をスタート。前半は1バーディ・1ボギーのイーブンとしたが、後半3番ではトリプルボギーを叩き、続く4番でもボギーと立て続けにスコアを落とし、結果は「76」。トータル3オーバーに後退したものの、予選ラウンドを突破した。

「頑張ったんですが3番で8打、打ったので気持ちも落ちた」と上位進出から予選カットラインを気にする戦いになってしまった。それでも「風とかの運もあるし、予選落ちしたらしょうがない」と持ち前の明るさで残りのホールを乗り切った。風の影響で思うようなゴルフはできなかったが「ドライバーもすごくよかったし、ショットも悪くなかった」と状態は悪くないと話す。

そんな勝は来週行われるメジャー今季最終戦「AIG女子オープン」（全英）の出場が決定。『7月8日時点の世界ランク50位以内』の資格が繰り下がり、フィールドに名を連ねることになった。大会初日にこの連絡が入り「すごくうれしかった」と笑顔。予選通過も果たし、メジャーを前に最高の“準備運動”となりそうだ。（文・齊藤啓介）