懐かしい昭和レトロな記事たちに胸アツ! 高度経済成長期の科学技術史をまとめた『子供の科学完全読本』第2弾
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21世紀の東京五輪や大阪・関西万博を見ながら、20世紀のそれと比べるのは面白い。“あの頃”に思い描いた未来や感動した新しいものが、半世紀を経てどんな風に実現したり変化したりしたのか。そういう視点で読
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21世紀の東京五輪や大阪・関西万博を見ながら、20世紀のそれと比べるのは面白い。“あの頃”に思い描いた未来や感動した新しいものが、半世紀を経てどんな風に実現したり変化したりしたのか。そういう視点で読める一冊、『子供の科学完全読本 高度経済成長期編』(小飼弾著、誠文堂新光社、税込み2750円)が8月8日(金)に発売される。
『子供の科学完全読本』の続編。前作は大正から終戦までだったが、今回は主に高度経済成長期が舞台。著者が膨大なバックナンバーを読み直しながら、今につながる科学技術史をひもとく。誌面は朝鮮戦争からスタート。冷戦や宇宙開発競争が前半の主役だ。特に、ソ連が人工衛星の打ち上げに成功した当時の記事は必読。たった一個の衛星に大騒ぎする様子、現代のスマホ含め多くのテクノロジーの出発点が分かる記事だ。
東海道新幹線の開通については、豊富な図解で何度も特集されている。当時の読者の大きな期待と、「次はリニアだ!」「時速500km!」という技術の解説と未来予測。電気自動車や自動運転の記事もある。一方で、通信の発達で大人は「週休三日」になるという記事も。技術が進んでも越えられない人間側の都合を痛感できる面白さがある。
対談企画では、「日本のインターネットの父」、工学博士の村井純氏とはネット黎明(れいめい)期を、サイボウズの社長の青野慶久氏とはコンピュータ登場の衝撃を語り合う。両氏も共に『子供の科学』の熱心な読者だったのだそうだ。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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