打つ直前に本番想定の“ブンッ” 柏原明日架が伝える素振りの大切さ「振るための筋肉がほぐれる」【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました! 毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は通算2勝の柏原明日架。
◇
プロ2年目の2015年に初シードを獲得した柏原は、ドライビングディスタンスの計測が始まった17年以降、毎年のように240ヤード以上を記録。23年は247.19ヤードで終えている。ツアー屈指の理論派としても知られており、そこで飛ばしのコツについても聞いてみた。
すると返ってきた答えは「素振りをちゃんとすることですね」。柏原のいう素振りとは、実際のラウンド中に、ボールを打つ直前に行う素振りのことだ。プロの中には素振りをしないまますぐにボールを打つ人もいれば、スイング軌道の確認をするイメージの素振りをしてから打つ人もいる。
柏原が勧めるのは、「本番を想定してブンって力強く速く振ることですね」。そうしてから実打に入る。「ボールを打つ前の“1打”として練習の意味もありますし、ボールを目の前にしても合わせる意識が薄れます。そして何より、振るための筋肉を一度動かしているので、ほぐれてしっかり振れますよね」。当てにいく意識が薄れて、筋肉もスムーズに動くけば、確かにミート率は上がりそう。
ラフやアプローチなど、感覚やイメージを出すために素振りを入念にする人は多いが、ドライバーを持つとそこまで力を入れて素振りをする人は少ない。「自分のルーティンのワッグルとか入れながら、本番を想定した素振りをやるのはいいと思います。ただ何回もやるとスロープレーになるので、1回だけ“ブン”って振ってみてください」。一度スイングの筋肉を動かしておくと、自身のポテンシャルをきっちりと発揮しやすくなりそうだ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。