「ラッキーな組み合わせ」で荒天回避の好発進 新メジャー女王・ 古江彩佳は“もっている”?
<ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 初日◇15日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6584ヤード・パー72>
2022年大会覇者の古江彩佳は、7月末にメジャー初Vを遂げてから初の実戦を迎えた。荒天の影響でスタートが約1時間遅れ、途中、中断も挟んだ影響で日没順延となった初日だが、4バーディ・1ボギーの「69」をマークしホールアウト。暫定5位タイと好発進を決めた。
「ラッキーな組み合わせで、風もありながらアンダーで回れたのはよかった」。強まる雨風の影響で、午前組が苦しい展開を強いられた。次第に天候は回復していき、午後組の古江は荒天回避とまさに“もっている”組み合わせとなった。それでも強風が吹き、難しいコンディションには変わりはないものの、堂々のプレーを見せた。
メジャーチャンピオンの称号を得て挑む初めての試合。「優勝したあとはやっぱり一番気をつけなきゃいけないと思っている」と緊張感を持って挑んだラウンドは、「80点くらい」と納得の評価。「ショットもそこそこ、パットもちょくちょく入ってくれたことが、うまく回れた理由かなと思います」と古江らしい控えめなコメントで好スコアの要因を述べた。さらに同組のミンジー・リー(オーストラリア)が5アンダーをマークし暫定首位に立ったが「そのいいゴルフにうまくついて行くことができた」とメンバーにも恵まれたようだ。
実力はもちろん運も味方につけた”新メジャー女王”。「うまくスタートできたので、この流れのまま上位に追いつきつつ頑張れたらなと思います」と第2ラウンドへの意気込みを口にする。大会2勝目、出場2連勝へ向けていい滑り出しとなった。(文・齊藤啓介)
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