最新デジタル写真集『続・No One』が好評な横野すみれが語るグラビアへの想い「活動再開後初となる撮影では、ずっとカメラをにらみつけていました(笑)」
『週刊プレイボーイ』に登場する女性たちに「初グラビア」にまつわるエピソードや当時の想いを聞く連載、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。前回に続いて横野すみれ(よこの・すみれ)さんによる後編。
横野さんは2018年アイドルグループの研究生としてデビュー。2019年に『月刊ENTAME』2019年9月号で初ソログラビアを披露すると反響を呼び、半年間で10誌の雑誌の誌面を飾るなどグラビア界を席巻。
2022年、ソロとなってからは女優・モデル・タレントとして広く活動中。週刊プレイボーイは2019年36号に初登場し、以降、7回にわたり誌面に登場。3回表紙を飾っている。6月には、昨年発売された写真集写真集『No One』のアザーカットを集めたデジタル写真集『続・No One』が発売され、そちらも話題だ。
今回は『週刊プレイボーイ』のグラビアをはじめグラビアへの想いを語ってもらった。
『週刊プレイボーイ』2022年37号(撮影/熊谷貫)
ーー『月刊ENTAME』9月号(7月30日発売)で初グラビアを披露して、約1ヶ月後。横野さんは『週刊プレイボーイ』では2019年36号(8月26日発売)に初登場されました。
横野 その時の週プレさんは、所属していたアイドルグループが雑誌をジャックする号だったんです。週プレさんという有名な雑誌に出られるだけでも嬉しいのに、人気メンバーの先輩に混じって私が出られなんて......。もうひたすら感激しました。
ーータイトルは「New Heroine」。横野さんは夏の海でフレッシュな姿を披露。まさに新たなスターの登場を告げるグラビアでした。
横野 千葉で撮影したんですよね。まだソロでの撮影もそこまで多くなかったし、現場に向かうまで、緊張していたのを覚えています。確か前日、寝不足だったと思います。
ーー白やブルー、ボーダーの水着など、衣装も爽やかでしたね。
『週刊プレイボーイ』2019年36号(撮影/熊谷貫)
横野 水着も素敵だったんですけど、何より海をバックに制服風の衣装を着たのが印象的で。とても爽やかで、青春感があって......、楽しかったなぁ(笑)。それとこのときはカメラマンさんがたくさんほめてくださったんです。普段、そんなにほめらてもらえることってないから、それもすごく嬉しかったですね。
ーー横野さんへの注目度はその後も上がるばかり。初グラビアから半年で10誌のグラビアに登場したとか!
横野 はい。ありがたいことにSNSのフォロワーはすごく増えましたし、あとなんといっても握手会です! 並んでくれる方の人数もめちゃ増えました。しかも皆さん「週プレ、見ました!」とか、登場した雑誌の誌面をお話をしてくださるんです。握手する度に、水着撮影へのモチベーションがあがりましたね。
ーー前回のインタビューで、自分のスタイルはアイドルとして「武器のひとつになるのかなと思った」とお話しされていましたが、それは確信に変わりましたか?
横野 確信ってほどでもないですが(笑)、やっぱり自分に対する自信はついてきましたね。それまでは歌もダンスも上手くないし、顔だってすごい可愛いわけでもない。アイドルとして埋もれないようにするにはどうしたらいいだろうって、ずっと考えてましたから。
ーーその後、横野さんは研究生から正規メンバーに昇格し、大活躍。2021年5月、グループを離れ、約1年間の活動休止を経た後、芸能事務所・ゼロイチファミリアへの所属を発表します。ゼロイチファミリアへはご自身が志望して、入所されたそうですね。
横野 はい。最初のソロ撮影の時、当時、ゼロイチファミリアに所属していた川崎あやさんが私のことをツイートしてくださっいたんです。「こんな可愛い子が水着になってくれてありがとう」って。もうすごい感激しちゃって。それが心の支えになっていたこともあって、活動を再開するにあたり、ゼロイチファミリアへ応募フォームから連絡を入れました。
ーー活動再開のキッカケはグラビアだったんですね。そして再開後初となるグラビアを『週刊プレイボーイ』2022年37号(8月29日発売)で披露。しかも、表紙巻頭を飾りました。
横野 それまでソロで雑誌の表紙を飾ったことはなかったんです。新たなスタートをまさかそんな素晴らしい形で切れるなんて本当にびっくりしました。そしてやるからにはアイドル時代から一皮剥けた私をお見せしなきゃとも思いましたね。
ーーボディメイクも気合いを入れたとか。
横野 マッサージを入念にして体を引き締めたり、K-POPダンスで筋肉をつけたり。それまでにないほどストイックに励みました。
ーーこの時のグラビアは、笑顔は控えめにしたり、デザイン性の高い水着を着たりと、アイドル時代と比べ力強い印象を受けます。
横野 そこはすごく意識しました。事前にカメラマンさんと打ち合わせをして、「今回は"爽やか""可愛い"ではなく、自分の中にある強い気持ちを表に打ち出す撮影にしよう」と決めて。表紙に限ってはにっこり笑っていますけど、撮影中は強めの表情に終始しました。ずっとカメラをにらみつけていましたね(笑)。
ーーとにかく気持ちのこもった撮影にしようと。
横野 はい。でも正直に言えば、撮影直前まで不安があったんです。自分が活動再開することを快く思わない方がたくさんいるんじゃないかとか、それこそ自分が週プレさんの表紙を飾って、本当にいいのかとか。だから、強い気持ちで臨もうと思いつつもなかなか集中できなくて。でも始まった瞬間、スタッフの皆さんの助けもあって、絶対にいいものを作ろうって気持ちに切り替わりました。
ーーその後も撮影はスムーズに?
横野 ブランクがあったので、最初はポージングなどちょっとぎこちなかったですね。でも徐々に感覚を取り戻して、最終的には満足いく撮影ができました。特に見開きで掲載していただいた、横たわっているカットはお気に入りです。目力がすごく強いじゃないですか。何があってもこれから頑張っていくぞって覚悟のようなものがこもっている気がします。
『週刊プレイボーイ』2022年37号(撮影/熊谷貫)
ーー掲載誌は発売後、大好評。同時発売したデジタル写真集もヒットし、グラジャパ!のマンスリーランキングで1位を獲得しました。
横野 ホッとしました。撮影そのものは手応えはありましたけど、読者の皆さんの反応に関しては引き続き不安でしたから。発売されて、マネージャーさんから「いいらしいよ」と言われ、少しずつ実感が沸いてきました。みんな待っていてくれたんだ!って嬉しかったですね。
ーー復帰後、週プレには4回登場。前回ご紹介した『続・No One』が現時点での最新作になるわけですけど、改めて見るとすごく存在感が増したというか、風格を感じます。最近は女優業も順調のようですが、グラビアが生きているなと思うことはありますか?
横野 あります。例えば雑誌撮影はシチュエーションによって、どんな自分を求められているか、瞬時に考えて全身で表現するじゃないですか。ドラマなどの撮影でも同じようなことはあって。例えば、私は悪女の役をいただくことが多いんですけど(笑)、あざとい表情や姿を不意に出せるのは、雑誌撮影をやってきたおかげのような気がします。
ーーなるほど。ますますのご活躍を期待します。横野さんにとってグラビアの面白さはどこに?
横野 カメラマンさんやスタッフさんによって、撮影の仕方も雰囲気もまったく違うじゃないですか? さまざまな現場を通じて、自分の表現の幅が広がっていくことですね。出来上がった雑誌を見ると「あ、こういう自分もいるんだ」「自分はこういう表現もできるんだな」と嬉しくなります。
あと、その時々の自分を応援してくださる皆さんにご覧いただけること。その都度、ボディメイクをするものそうですけど「皆さん、自分は頑張っています!」という想いを感謝の気持ちを込めてお送りできればと思っています。
ーーちなみに横野さん自身、今後やってみたい撮影はありますか?
横野 最近は、悪女を演じることが関係しているのか、ガーターをつけたり、ピンヒールを履くなどの大人っぽい撮影が多くて(笑)。なので久々にアイドル時代の頃のように、キレイな海で思い切りはしゃぐようなものはまたやりたいですね。
ーー楽しみにしております! 最後に横野さんは初グラビアを見返したりしますか?
横野 雑誌として見返すことはないですね。たまにSNSで画像が流れてくることがあって、それを見ることはあるけど。でも今回、久々に見返しましたけど、めっちゃいいですね。自分で言うのもなんですけど18歳でこのポテンシャルはなかなかないというか。自分は向いているなって気がします(笑)。
私は水着の撮影をやったからこそ、いまがあると思うんです。もしもやってなかったら注目されなかったし、何もないまま終わっていた気もします。お仕事を再開するチャンスをいただいたのも水着の撮影のおかげですよね。
ーー横野さんにとってグラビアとは?
横野 原点ですね。いまも続けていられることに感謝しつつ、さらに素敵な自分を見せられるよう精進を重ねていきたいと思います。
●横野すみれ(よこの・すみれ)
2000年12月12日生まれ 大阪府出身 身長160㎝
○2018年にアイドルとしてデビュー。2022年からソロ活動を開始。
抜群のプロポーションと可愛らしい顔立ちで人気を博しており、SNS総フォロワー数は55万人超え。モデルとして様々な雑誌の表紙を飾っており、俳優としても"悪女"役での演技が高く評価されドラマや舞台で活躍の幅を広げている。
公式X【@yokono_sumire】
公式Instagram【@yokono_sumire】
横野すみれ『週プレ プラス!』アザーカット集 Welcome Back!~prologue~ 横野すみれ 撮影/熊谷貫 価格/1,100円(税込) アイドル時代から変わらぬ笑顔と、よりパワーアップした抜群のプロポーションを携えて、 週プレ初表紙を飾ったグラビアを収録。晴天の沖縄で、大胆にポーズをキメたカットが満載。横野すみれのグラビアへの熱い想いが込められた一冊
取材・文/大野智己 撮影/荻原大志
記事提供元:週プレNEWS
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