「何!? この飲み会~」5000人と乾杯!「川島明の辞書で呑む」リアルイベント第3弾も大盛況
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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7月6日(日)東京体育館にて「川島明の辞書で呑むTHEライブ3~目標!5000人で呑みましょうat東京体育館~」を開催。

MCの麒麟・川島明をはじめ、おなじみ“辞書呑人(じしょのみんちゅ)”のマヂカルラブリー・村上、岡崎体育、ラランド・サーヤ、佐久間宣行、武田真一、初参戦のバカリズム、長濱ねる、ROLAND、“店員さん”のラランド・ニシダが登壇し、会場に集まった5000人の観客とともに、辞書を片手にドリンクで乾杯! 2時間半のイベントを楽しんだ。熱気あふれる当日のイベントを、さわりだけリポートする。

この模様は、同日に開催された「辞書で呑むPREライブ『辞書で遊ぶ』~第2のニシダクイズを開発する会~」とともにアーカイブ配信中!
【動画】「川島明の辞書で呑む」“し”の回を無料配信中!
5000人の観客とともに辞書を片手に乾杯

午後5時半、猛暑日となった東京は渋谷区千駄ヶ谷・東京体育館前は、日中の暑さにも勝る熱気で包まれていた。

会場前の物販コーナーには、長蛇の列が。番組の新グッズや会場限定グッズを目指して、まだ日差しの残る中、自分の順番を待っている。

「川島明の辞書で呑むTHEライブ3」と書かれた看板が掲げられた入口では、2024年1月のスタート以来3度目にして最大級となるリアルイベントを祝うファンが代わる代わる写真を撮影。

ビールやレギュラー放送の収録場所として知られる秋葉原「やきとん元気 本店」名物「辞書カツサンド」の売り場も、熱気は放ちつつ、みんな静かに並ぶ。これぞ、大人のイベント。終わらない文化祭といった感じだ。
会場内も熱気であふれていた。会場に足を運んだ方はお分かりのとおり、満席となった会場の画(え)は圧巻! 1人で来場したお客さんも大勢いたようだが、普段“同じ日、同じ時間に同じ番組”を見ている者同士の一体感もハンパない。
開演を前に会場で流れる音楽は、はっぴぃえんど、TOKYO №1 SOUL SET、かせきさいだぁ、大瀧詠一、矢野顕子などなど、言葉を大事にするアーティストばかり。うーん、ナイスな選曲。こうした作り手の細かなこだわりが番組の人気の秘密なんだなと納得する。

午後6時開演。ステージには先の川島、岡崎、サーヤ、村上、佐久間のほか、「くの回」で泥酔いした挙句、口三味線ギターを披露し番組の伝説となった元NHKアナウンサーの武田真一、初参戦のバカリズム、長濱ねる、ROLAND、“辞書好き店員”ラランド・ニシダ、日本語監修の山本康一(三省堂辞書出版部長)、飯間浩明(国語辞典編纂者)が登壇(※山本さんは物販で辞書の販売を手伝っていたらサイン攻めにあったそう!)。

会場を見渡して「わーっ、後ろも(満席)!」と村上が驚きの声をあげると、「何!? この飲み会~!(笑)」とサーヤ。イベントの規模と会場が発表された際は「イベントに行こうか迷ってる方、助けてください! あなたが来ないと空席になります!!」と心配していた川島も安堵の表情を浮かべる。

その川島が「今宵も新しい日本語との出会いに乾杯!」と音頭をとり、ステージ&会場全員がそれぞれ飲み物を掲げ、イベントが幕を開けた。
今宵のツマミは「し」。辞書編纂の世界では作業の過酷さから【しの谷】と呼ばれている「し」を深掘りするべく、6月には地上波で「しの回」を4週連続放送してきたが、イベントではこの【しの谷】を徹底攻略していく。

まずは、川島の気になった言葉「春機発動期(しゅんきはつどうき)」でスタート。イベントならではの、ちょっとHな何かを想像させる言葉のチョイスに、のっけから“辞書呑人”&お客さんのボルテージがあがる(※言葉の意味はご自身で調べてください!)。


続くバカリズムは、ドイツ語のスキー用語「シーハイル」をあげるなど“らしさ”全開。

岡崎は江戸時代のダジャレがもとになっている「十三里(じゅうさんり)」、

長濱は同じ人物の言動の矛盾を表す「自家撞着(じかどうちゃく)」をあげ、

続くROLANDは、「シャンパン」の意味ではなく、用例から辞書に物申す!? そこから意外な展開に。ROLANDが辞書にも伝説を刻む!…かも!?

休憩の後は、会場のお客さんも参加しての「ニシ二シクイズ」。ニシダが“ニシ二シ”のように繰り返すオノマトペの意味を上げ、ステージ上の辞書呑人とお客さんがその言葉を当てる。

後半戦は、再びダジャレがもとになっている武田アナの「占め子の兎(しめこのうさぎ)」に始まり、

佐久間の「櫛風沐雨(しっぷうもくう)」が続く。雨や風にさらされて苦労することを意味する言葉から、

長濱のアイドル時代の苦労や芸人がカンペで求められることなど話が盛り上がる中、

サーヤの「死に学問(しにがくもん)」、

村上の「常山の蛇勢(じょうざんのだせい)」などをツマミに、さらに「し」を深掘り。もはやお約束? 武田アナの暴走もお見逃しなく。

そして2周目の岡崎があげた「週末(しゅうまつ)」では、「今日が日曜の場合“今週の土曜”は昨日? 6日後の土曜? じゃあ週の始まりは何曜日?」という疑問から派生して、昨今“令和っ子”の解釈が話題の「8時10分前は何時何分?」問題や「1000円弱」問題を“辞書呑人”たちが喧々諤々。この話の膨らみ方が「辞書で呑む」の魅力だ。

ラストはROLANDがあげた「幸せ(しあわせ)」について、「その定義は何か?」語り合って、ようやく終了を合図する「蛍の光」が。会場には「最高のラストやったな~!」という川島の声が響き渡った。

ちなみに、この日あげられた「し」の言葉を並べると「東京事変、椎名林檎さんのアルバムみたいやな」とは、さすが川島。恒例となった本日の「し」を歌詞に使った岡崎の即興エンディングソングで2時間半を超えるイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

この公演前には、PREライブとして新企画「辞書で遊ぶ」を開催! 辞書を使った新しいゲームやクイズ遊びを開発するという内容で、こちらも大盛り上がり。MCはマヂカルラブリー・村上。“遊び呑人(あそびのみんちゅ)”は岡崎体育、ラランド・ニシダ、令和ロマン・松井ケムリ、エルフ・荒川、トンツカタン・森本晋太郎、そしてご意見番として麒麟・川島明。「このイベント、絶対に盛り上げてみせる!」と鼻息の荒い村上の奮闘やいかに……!?

「川島明の辞書で吞むTHEライブ3 目標!5,000人で呑みましょうat東京体育館」、「辞書で呑むPREライブ 辞書で遊ぶ~第2のニシダクイズを開発する会~」ともに、8月4日(月)19時00分までアーカイブ配信中!
【配信チケット情報】
視聴券:2公演共通 2,200円(税込)
配信:PIA LIVE STREAM/FANY Online Ticket
販売期間:2025年6月21日(土)10時00分~8月4日(月)19時00分まで
アーカイブ配信:本編終了後~2025年8月4日(月)23時59分まで

「川島明の辞書で吞むTHEライブ3 目標!5,000人で呑みましょうat東京体育館」
出演者:川島明(麒麟)、村上(マヂカルラブリー)、岡崎体育、サーヤ(ラランド)、佐久間宣行、武田真一、ニシダ(ラランド)、長濱ねる、ローランド、バカリズム
日本語監修:山本康一(三省堂辞書出版部長)、飯間浩明(国語辞典編纂者)
「辞書で呑むPREライブ 辞書で遊ぶ~第2のニシダクイズを開発する会~」
MC:村上(マヂカルラブリー)
ご意見番:川島明(麒麟)
辞書遊び呑人:松井ケムリ(令和ロマン)、荒川(エルフ)、岡崎体育、ニシダ(ラランド)、森本(トンツカタン)
日本語監修:山本康一(三省堂辞書出版部長)、飯間浩明(国語辞典編纂者)
(取材・文/橋本達典)
記事提供元:テレ東プラス
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