iOS 26でiPhone XR/XSが非対応に!「もう使えないの?」の疑問に答えます<みずおじさん>
今回は「iOSのサポート終了で何が起きるのか?」 という疑問にお答えします。まず「iPhoneにおけるiOSサポート終了とは何なのか?」。次に「新iOS非対応になると何が起きるのか?」。また「サポートが終了するとiPhoneは使えなくなるのか?」。そして「気になるセキュリティはどうなるのか?」さらには、iPhoneの買い替え時期についても解説します!

iOSのサポート終了って何?[iPhoneにおけるiOSのサポート終了とは?]

まず、意外に思う人もいるかもしれないんですが、Appleから“iOSのサポート終了”が発表されることはありません。
実際に発表されるのは“新iOSの対象になる機種”だけです。つまり、新しいiOSの対応機種の発表から外れてしまったものを、皆が“iOSのサポート終了”と判断しているんですね。
ただし、それでもサポートが完全に終了しているとは言えません。これについてはあとで詳しく解説します。
2026年6月に発表された次世代「iOS 26」で非対応になるのは、iPhone XR/XS/XS Maxです。これまでのAppleの傾向としては、発売から最低5年程度は新iOSの対応機種としてサポートされるんですが、これはとくにAppleが保証しているものではありません。

ちなみに、今まではiOSのナンバーは順番に18まで来ていたんですが、次のiOS 26からは西暦の下2桁の表示になります。
一気に数字が飛んだように見えますがiOS 26のひとつ前はiOS 18になります。iOS 18まではXR/XS/XS Maxも対象になっていましたが、次のiOS 26対応リストには載っていないということです。それでは、iOS 26に非対応となったXR/XS/XS Maxで、いったい何が起きるのでしょうか?
iOSのサポート終了って何?[新iOS非対応になると何が起きるの?]

まず、新iOS非対応になると新しいiOSにアップデートできないので、最新機能が使えなくなります。iOS 26では「Liquid Glass」という新しいデザインが採用されますが、非対応機種は対応できません。
iOS 26ではLiquid Glass以外にも、かかってきた電話が登録されていなければiPhoneが迷惑電話だと自動的に判断する機能があります。また、メッセージは勝手に迷惑メールとして処理してくれる機能があるんですが、これらの機能もXR/XS/XS Maxでは使えないということですね。
そして、少しずつですが非対応になるアプリが増えていきます。これはAppleが新しいiOSに非対応とした時点で、その機種はアプリメーカーもサポートから除外していくということになります。
このように、新しいiOSに非対応となると新機能が使えない、あるいは非対応アプリも増えていくので、現実的に利便性がどんどん低下していくことになるでしょう。
iOSのサポート終了って何?[iPhoneが使えなくなる? セキュリティは?]

新iOSに非対応となったiPhoneは、もう使えないと勘違いする人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
まず、ひとつ目は「新しい機能が使えない」ことですが、それでもiPhoneはこれまでどおり問題なく使えます。YouTubeも見られますし、今まで使っていたアプリも使い続けられます。
2つ目は「セキュリティ」です。実は、新iOSの対象外になった機種に対しても重要なセキュリティアップデートだけはリリースされ続けているんですね。
たとえば、iOS 15は世代的にかなり古いんですが、2025年3月31日にはiPhone 6sや7を対象にセキュリティアップデート(iOS 15.8.4)がリリースされています。
iPhone 6sは2015年の発売なのでもう10年前の機種ですが、Appleは今でもサポートし続けています。というわけで、セキュリティに関しても意外と大丈夫なんです。

ただし、これはAppleが保証しているわけではありません。サポート期間は明言されていませんが、今のところ10年間ぐらいはサポートされてきたという話です。
実際、iPhone 6sや7などは今でも使っている人が多いと思います。中古で買ってもまだ動くので、やはり、Appleとしてもセキュリティアップデートしないわけにはいかないのでしょう。
とはいえ、古い機種では物理的な消耗もあります。音量ボタンや電源ボタンが押しにくくなったり、スピーカーにゴミがたまってきたりしますし、当然、バッテリーの充電が厳しくなってくるはずです。
iOSのサポート終了って何?[iPhoneの買い替え時期はいつ?!]

ここまでの話を踏まえて、やっぱり気になるのは「iPhoneの買い替え時期はいつなの?」ということでしょう。
それに関しては、まず基本的に“もう使い勝手が悪くなっている”状態なら買い替えを意識する時期です。先ほど言ったようにアプリが動かないものがあるとか、バッテリーの持ちが悪いとか、そういったことを感じ始めたら買い替えを検討してくださいということです。
具体的には「バッテリー最大容量が80%未満となった場合」ですね。iPhoneの設定から「バッテリー」→「バッテリーの状態」を開くと、バッテリーの最大容量が確認できます。これが80%を切ってしまうと、iPhoneの使い勝手がかなり悪くなってきます。

最大容量が80%ということは、単純に購入時よりバッテリーが80%しかないという状態ですので、2割も早くバッテリーが尽きてしまいます。最初は10時間ぐらい使えたのに8時間になってしまうということですね。
バッテリーの最大容量が減ってくると、起動できなくなるアプリが増えてきます。サポートされているアプリかどうかではなく、電力が足りなくてアプリが起動できない場合も出てきますので、やはりバッテリーの最大容量はかなり重要です。
3つ目は「ストレージ容量が足りないと感じたとき」です。とくに昔のiPhoneは64GB程度しかない機種も多いので、そういった機種はぼちぼち買い替え対象となるでしょう。
最近のiPhoneは最低でも128GBありますから、今の基準だと半分しかないわけで、このへんも重要な買い替えポイントになってきます。
まとめ

いかがでしょうか? 今回は新iOSサポート終了で何が起きるのか? このあたりをじっくりと解説しました。
ここまでの解説で分かったと思うんですが、新iOS非対応になったからと言って、iPhoneが急に使えなくなることはありません。古いiPhoneでもセキュリティは長くサポートされますので、急いでiPhoneの買い替えを検討する必要はないんです。
とはいえ、この新iOSで除外されるタイミングが買い替え時になりがちだという話です。Appleはわざとサポートから外しているのではなく、体感が著しく低下する場合はサポートから外しているんです。
iOS 26を入れたときに、除外されている機種は動作などが厳しかったんだと思います。事実、iPhoneで動作が重くてアプリがカクカクするような経験ってないですよね。Appleはそういう体験をさせないために、無理やり新iOSに対応させて「重いでしょ」なんてことはしません。
新iOSで動作が重くなったらサポートから外す。体感を悪くさせることはしない。そういうやり方で今までやってきています。というわけで、新iOSから除外された機種はぼちぼち買い替え時かなと考えていいでしょう。
ちなみに、今のiPhoneはデータ移行も本当に簡単にできるので、もうすでに使い勝手が悪くなっている状態のiPhoneなら、あまり怖がらずに思い切って買い替えたほうがいいと思います。
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※サムネイル画像は(Image:筆者YouTubeチャンネルより)
記事提供元:スマホライフPLUS
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