東京ガスがTech0社の実践型DX人材育成プログラム「Tech0 Boot Camp」を社内展開 テクノロジー未経験者全員がアプリ開発を自力でできるレベルに

東京ガスは全社的なDX推進に向け、IT部門にとどまらず、マーケティングや営業など多様な部署でテクノロジー活用に積極的に取り組んでいる。社内では、デジタルマーケティング人材を自社内で育てる「WindMillプロジェクト」が進行中。このほど、非エンジニアがゼロからエンジニアスキルに触れ、同じ志を持つ仲間と新しい価値を創造していくTech0(東京)のプログラム「Tech0 Boot Camp」を、東京ガスの社員が受講した。
単なる知識習得が目的ではなく「実際に手を動かす」ことを通じて、実務に生かせるテクノロジースキルを習得する実践型のプログラム。今回は、業務時間外に週10時間以上の勉強時間を確保するという条件のもと集まった、高い意欲を持つ21人のメンバーが約2カ月間取り組んだ。その結果、テクノロジー未経験だった参加者全員が、APIやGenerative AIを組み込んだWebアプリを自力で開発できるレベルにまでスキルアップしたという。

「WindMillプロジェクト」のリーダーの鈴木湧也さん(東京ガスリビング戦略部)は、「企業が本気でデジタル変革を進めていくには、現場の一人一人がテクノロジーと向き合い、価値を生み出せる組織になることが不可欠だと感じ、まずは自分自身が体験してみようと思いTech0のBoot Campを受講しました。テクノロジーを知っているかどうかで、見える課題も、取れる選択肢も大きく変わるという実感を得ました。『この感覚は、現場全体に広げなければ意味がない』と考えたことが、今回のプロジェクトの発端です。この取り組みが、現場からの変革の一歩として根づき、これからも仲間と共に挑戦をつなげていけたらと思っています」と話している。
Tech0導入の経緯や社員たちの挑戦の様子などの詳細は、東京ガスのNoteでも発信している。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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