「またこの位置を楽しめれば…」 優勝戦線とどまる吉本ここねがつかんだ“手応え”とは…
<資生堂・JAL レディス 3日目◇5日◇戸塚カントリー倶楽部 西コース(神奈川県)◇6766ヤード・パー72>
初日から首位をキープして3日目を迎えたツアー未勝利の吉本ここねは、1バーディ・2ボギーの「73」とスコアを崩しトータル5アンダー・3位タイに後退。それでも首位とは2打差、優勝戦線に踏みとどまった。
今季は3月の「アクサレディス」の首位発進、「富士フイルム・スタジオアリス」の9位タイでの滑り出しなど、「のびのびやること」をモットーに好スタートを決めることも。しかし「どんどん(順位が)下がってしまう」と、ラウンドを重ねるごとにスコアを落としてしまうことを課題に挙げていた。「だんだん、のびのびとできなくなっていく感じがあるので気をつけたい」と初日を終えたときに話していた。
「きのうは1つ伸ばせたので、そこはまず良かった。きょう落としちゃったんですけども、まだ粘ることができている」と手応えを感じる3日間となった。優勝戦線でのプレーが続いているが、「けっこう落ち着いてできた。前半からあまり気にせずにできていたかなって感じで、楽しめたと思います」と気負わずにプレーできた。
この3日間のフェアウェイキープ率は、初日は『71%(10/14)』、2日目は『57%(8/14)』、3日目が『85%(12/14)』と安定している。「変わらずフェアウェイキープができれば、伸ばすチャンスはあると思う。変わらずそこを課題にして、あとは、またこの位置を楽しんでいければいいのかなと思います」と好調なティショットを生かしていきたい。
吉本は2023年のステップアップツアー「ルートインカップ」でプロ初優勝をしているが、レギュラーツアーでは未だ勝てていない。初優勝がかかる最終日になるが「特に意識せずに、自分のゴルフに集中できればいいと思います」と、これまでの3日間と同じように結果にこだわらずに、自身のパフォーマンスを発揮することだけに注力していく。(文・高木彩音)
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