ツアープロ好みのカスタム品、プロギア『RS MAX PROTOTYPE♧』、『RS SPEED PROTOTYPE♧♧♧』、6月30日デビュー
プロギアから、カスタムオーダー専用モデルのアナウンス。「RSシリーズで培った、高初速、強弾道を実現する基本設計を踏襲しながら、飛距離、操作性、構えやすさ、調整機能の拡充などツアープロのニーズを取り入れカスタマイズした『RS MAX PROTOTYPE♧』と『RS SPEED PROTOTYPE♧♧♧』のオーダー受付を6月30日より数量限定で開始します」と、同社。
まず、ヘッド重量203gのワンクローバーの数字的な特徴から見ると、左右MOIは5,300g-cm²と大きいのに低重心率は56%とかなり低め。投影面積はかなり大きく、同社ヘッドでは極めて珍しいヘッド外周をスライドさせるペリメーターウェイトを配置し、標準の重心距離40.5㍉からDRAW時に39㍉、FADE時に42㍉と直進性能が高い中でつかまり調整もできるタイプになる。
「昨年発売し、アベレージゴルファーから好評いただいている24年『RS MAX』のプロトモデルになり、谷原秀人プロをはじめ何人かの選手が24年『RS MAX』を試合でも使用しましたが、つかまり顔でロフトも寝ており、ライ角もアップライトのためつかまり傾向が高いのがネックでした。そこで【ツアーで使えるMAXを】というコンセプトでプロトタイプを製作しました。
ロフトを立て(10度)ライ角も1度フラット(57度)に、フェース角も4度(S4.5度)開いてつかまりすぎないように。またヘッド質量を3g(203g)増やすことで叩ける、吹き上がりを抑えた弾道を実現できました。さらに、PRGR初のスライドウェイト機構を搭載することにより、重心距離の従来のRS MAX、RSレベルで変更できるためより細かいフィッティング、弾道調整が可能となりました」(同社広報)
かたや、元々シャローバック&投影面積大な『RS SPEED』と違って、投影面積がかなり締まってディープバックな、トリプルクローバーの数字的な特徴について。重心距離は41.5㍉で左右MOIは4,500g-cm²、低重心率は60%。フラットらいでオープンフェースな左を気にせず叩きにいける形状が特徴だ。
「今年5月に発売した『RS SPEED』のプロトモデルで、RS SPEED自体は軽量、シャロ―設計によるヘッドスピードアップがメインコンセプトですが、当モデルはまったく異なった開発コンセプトとなっております。ツアープロがこだわるヘッド形状、アドレス時の顔、打感、打音を実現すべく開発。
左に行かない設計でありながらMOIを大きくしすぎず、やや高めの重心高さで操作性を高め、弾道コントロールを容易にしています。近年MAX系ヘッドが多く、似たヘッドがあまりないため、PRGR契約の平塚哲二プロをはじめ、契約外の選手からも好評いただいております。こちらもPRGR直営店、およびフィッティングイベント受注受付モデルとなります」(同)
税込価格はいずれもオリジナルシャフト装着時に121,000円、カスタムシャフト装着時に137,500円~。ワンクローバーはロフト9.5度の用意で、トリプルクローバーは10度となる。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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