アイコンが「なんか見づらい…」iOS 26で広がる違和感の正体は“あの処理”だった?
スマートフォンのアップデートによって見た目が変化するたびに、「どこが変わったのか」と戸惑うユーザーは少なくない。明確な変更点が説明されないまま、感覚としての違和感だけが残るケースも多い。そうした中、iOSの最新バージョンに触れた/•᷅•᷄\୭はむさんど.(@hamu_3nd)さんは、アプリアイコンが「ぼやけて見える」と感じ、その理由を自らの観察に基づいて検証した。

この現象は、決して一部のユーザーだけが抱いた感想ではないようだ。多くの利用者が「何となく以前より見づらくなった」と感じていたが、その原因を明言できずにいた。/•᷅•᷄\୭はむさんど.(@hamu_3nd)さんは、それが視覚的な錯覚ではなく、システムレベルで加えられたデザイン処理によるものではないかと考えた。
投稿によれば、アイコン周囲に均一なハイライト処理がかけられており、その結果としてアイコンと背景の境界が曖昧になっている可能性があるという。つまり、これまで輪郭や立体感によって自然に認識できていたものが、同じようなトーンで塗り潰されることによって、視覚的な区別が難しくなっているのである。

ハイライト処理が視認性に与える影響
/•᷅•᷄\୭はむさんど.(@hamu_3nd)さんが着目したのは、iOS全体に適用されている見え方の変化である。従来はアイコンごとに視差効果や影、縁取りなどが加えられていたが、新しいバージョンではそのような要素が一律に抑えられている。その結果、画面全体がのっぺりとした印象となり、アプリ同士の区別がつきにくくなっている。
この問題は見た目の印象だけにとどまらない。日常的にスマートフォンを操作するうえで、アプリを素早く見つけられることは基本的な利便性のひとつである。アイコンの視認性が低下すると、それだけで操作のストレスが増す。とくに視覚的なコントラストに敏感なユーザーや、高齢者、色覚に個性がある人にとっては、意識せずとも操作性が損なわれていることになる。
さらに重要なのは、この処理がApple純正のアプリだけでなく、サードパーティ製のアプリにも影響していると見られる点である。つまり、開発者が意図して設計した視認性やブランディングが、システム側の処理によって上書きされてしまっている可能性がある。これは開発者とユーザーの両方にとって、望ましい状況とは言えないだろう。
視認性を犠牲にするデザインの危うさ

Appleはこれまで、製品の統一感や美しさを重視してUIを設計してきた。その結果として、ホーム画面全体に洗練された印象を与えることに成功してきたのも事実である。しかし、デザインにおいては「見た目の整合性」と「使いやすさ」が常に両立するわけではない。
/•᷅•᷄\୭はむさんど.(@hamu_3nd)さんが提示した「アイコンがぼやけて見える」という体験は、まさにそのバランスが崩れてしまっていることを示している。意図された美しさが、結果としてユーザーの直感的な操作を妨げているのであれば、それは見直されるべきポイントである。
現時点でAppleがこの仕様変更について公式に説明しているわけではなく、ユーザーはその影響を感覚的に受け止めるしかない。だからこそ、/•᷅•᷄\୭はむさんど.(@hamu_3nd)さんのような観察と記録が貴重な意味を持つ。個人の違和感がきっかけとなり、多くのユーザーの共通体験として共有されることで、今後のUI改善につながる可能性もあるだろう。
ユーザーとして今できることは、ホーム画面の構成や背景色を調整する、不要なアイコンを整理するなど、視認性を意識した使い方を試すことである。小さな工夫の積み重ねが、日々の操作体験を快適なものに変えていくかもしれない。
iOS 26のアイコンが「ぼやけて」見える理由の 1 つは、すべてのレイヤーに均一なハイライトが適用されているから
— /•᷅•᷄\୭はむさんど. (@hamu_3nd) June 19, 2025
純正アプリ以外でもこれができるのは普通にすごいと思う pic.twitter.com/rCnK11j8VY
※サムネイル画像(Image:「/•᷅•᷄\୭はむさんど.(@hamu_3nd)」さん提供)
記事提供元:スマホライフPLUS
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