竹野内豊、玉木宏、奥平大兼 普通の幸せを手にできる未来のため奮闘する姿 「雪風 YUKIKAZE」予告
2025年8月15日より劇場公開される、竹野内豊主演の映画「雪風 YUKIKAZE」の、本予告映像が公開された。
本予告では、寺澤艦長(竹野内豊)が冷静に「雪風」の任務を語り始める中、どんなに厳しい戦況においても、海に投げ出された仲間たちを救い上げていく乗員たちの勇敢な姿が映し出される。先任伍長・早瀬(玉木宏)の「一人残らず引き揚げろ!」の掛け声とともに救い出された中には、若き水雷兵・井上(奥平大兼)の姿もある。
早瀬からの「10年後、20年後、艦長の娘さんが大人になる頃には、日本はどんな国になっているのでしょうね」の問いかけに、寺澤は「普通がいいな」と答え、家族で夕餉(ゆうげ)を囲み、子どもたちがいつか家庭を持ち、みんなで孫の誕生を喜ぶという、そんな当たり前の日常の幸せを願う。
加えて、「この国の未来には必ず若い力が必要になる」と語りかけるのは、第二艦隊司令長官・伊藤整一(中井貴一)。特攻作戦に出撃する戦艦「大和」から、若き少尉候補生たちを退艦させた伊藤の史実が描かれる。伊藤の決断は多くの若い兵士たちの命を救い、やがて彼らが戦後日本の復興を支えていくこととなる。映像は、「大和」から海に投げ出された仲間に「手を伸ばせ!」「あきらめるな!」と声を張り上げながら手を差し伸べる井上の姿で締めくくられる。かつてその言葉とともに早瀬に命を救われた井上が、今度は助ける側となり思いをつないでいくことが描き出されている。
「雪風 YUKIKAZE」は、太平洋戦争の渦中から戦後、さらに現代へとつながる激動の時代を背景に、懸命に生き抜いた人々の姿とその運命を、史実に基づいたフィクションとして壮大なスケールで描いた作品。タイトルとなっている「雪風」とは、太平洋戦争中に実在した一隻の駆逐艦(くちくかん)の名前で、太平洋戦争で主力だった甲型駆逐艦38隻のうち、激戦を生き抜いてほぼ無傷で終戦を迎えたのは「雪風」ただ一隻だった。敵の攻撃で海に投げ出された他艦の兵士たちを、時には敵味方に関係なく救い続けた「雪風」は、戦後は復員船として航海を繰り返し、外地に取り残された約13,000名を日本に送り返した。主演の竹野内豊のほか、玉木宏、奥平大兼、當真あみ、田中麗奈、中井貴一らが出演している。

【作品情報】
雪風 YUKIKAZE
2025年8月15日(金)全国公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/バンダイナムコフィルムワークス
©2025 Yukikaze Partners.
記事提供元:映画スクエア
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