被爆80年 原爆を生きた人々の心の風景を舞台に 広島市民による 舞台「夕凪の街 桜の国」を上演
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原爆投下から80年という節目に、「風化させてはいけない記憶」と「地方に生きる表現者たちの希望」を舞台に刻む挑戦が行われる。8月3日(日)に広島県民文化センターで、舞台「夕凪の街 桜の国」(原作漫画:
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原爆投下から80年という節目に、「風化させてはいけない記憶」と「地方に生きる表現者たちの希望」を舞台に刻む挑戦が行われる。8月3日(日)に広島県民文化センターで、舞台「夕凪の街 桜の国」(原作漫画:こうの史代/脚本・演出:森岡利行)が上演される。16時開演。広島在住を中心とした若手~中堅俳優多数が出演する。ONE VOW FILMS JAPAN(ワンバウプロデュース、広島市)が主催。
原爆の記憶を生きた人々の姿を描いた原作に、今を生きる広島の若き役者たちが命を吹き込む。この舞台上演には、「地方都市・広島に“夢を追える演劇文化”を根づかせる」「原爆から80年を迎える今、“語り継ぐことの意味”を舞台芸術として次世代に伝える」という2つの大きな目的がある。
ONE VOW FILMS JAPANによると、地方の若手俳優たちには、環境的・経済的制約の中で夢をあきらめざるを得ない現実があるという。そのような中で、同社は「地元で本気で夢を追える場所をつくる」ことを使命にしている。昨年から、「幸せになるために」「母の桜が散った夜」(作・演出 森岡利行)と、地方都市の不利を乗り越え、2度の舞台を満席で成功させてきた。今回の「夕凪の街 桜の国」は、さらにその先へと踏み出す、“広島のシンボルとなる舞台”を目指す大切な一歩と位置付けている。また、CAMPFIREのクラウドファンディングで、運営資金への援助を7月20日(日)まで募っている。

記事提供元:オーヴォ(OvO)
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