ソニー「WF-1000XM4」を片耳だけ紛失!! 片方のイヤホンだけを買って使うことはできる?
イヤホンが完全に分離しているワイヤレスイヤホンは、どうしても片耳だけ失くしたり故障してしまうことがあります。でも、ソニー「WF-1000XM4」はすでに生産が終了していますし、そう簡単に高額な新機種に買い替えることもできませんよね。そのようなとき、片耳イヤホンだけを購入して使い続けることはできるのでしょうか?

「WF-1000XM4」のイヤホン、ケース、イヤーピースはソニー公式サイトで単品購入可能!
ある日、ワイヤレスイヤホンの片耳だけを失くしてしまった。あるいは、片耳だけ故障してしまったことはありませんか?
とくに、ソニー「WF-1000XM4」は一世代前とはいえ高価なフラッグシップモデルなので、かなりショックですよね。でも、片耳を失くしただけで捨ててしまうのはもったいないですし、新型を購入するのも予算的に厳しいでしょう。
そのようなとき、片耳イヤホンだけを別に購入して使うことはできないのでしょうか?

実は、ソニー公式サイトの総合サポートでは2025年7月21日現在、WF-1000XM4のパーツを個別に購入できるようになっています。
購入方法はパーツごとで異なりますが、まず、イヤホン本体の場合はソニー公式サイトの「総合サポート」→「修理のご相談」→「付属品の購入」を開きます。
続いて、「ワイヤレスヘッドセット用ヘッドホン両側」を選択するとWF-1000XM4の「ヘッドホン両側(各色)」が表示されるので、あとは「メールで注文・お問い合わせ」から申し込めばOKです。
ただし、こちらは片耳の販売はなく「両耳(イヤーピースなし)」の販売となり価格は1万5,400円です。イヤホン本体のバッテリーが弱っている人で、今後もWF-1000XM4を使い続けたい人にはオススメですね。
●【公式】ソニー「付属品の購入」は→こちら


次に、充電ケースとイヤーピースは「ソニーストア」から個別に購入できます。ソニーストアを開いたら「ヘッドホンケース(WFM4CASE)」「イヤーピース(EP-NI1010)」で検索してみましょう。価格は充電ケースが7,590円、イヤーピースが1サイズ2個入りで1,980円となっています。
●【公式】ソニーストア「WFM4CASEを購入」は→こちら
●【公式】ソニーストア「EP-NI1010を購入」は→こちら


このように、個別にパーツを購入していけば、実はWF-1000XM4を新品で一式揃えることも可能ですが、トータル金額は2万4,970円となります。
2025年7月21日現在、AmazonではWF-1000XM4が2万6,590円で販売されているので、もし、新品で一式入手したい人は、ソニー公式サイトから個別購入するほうが少しだけお得になります。新規会員登録でもらえるクーポンなどを利用すれば、さらに安く買える場合もあるでしょう。
ただし、現行機種のWF-1000XM5のほうはAmazonで2万9,400円で販売されているので、ここは判断が分かれるかもしれません。
■WF-1000XM4のパーツを個別に購入したときの金額
・ヘッドホン両耳:1万5,400円
・充電ケース:7,590円
・イヤーピース:1,980円(1サイズ2個入り)
合計金額:2万4,970円
WF-1000XM4を片耳だけ購入する方法はないの?
ソニー公式サイトの総合サポートでは、両耳を1万5,400円で購入できます。しかし、片耳だけ買ってもう少し安く済ませることはできないのでしょうか?
実は、ワイヤレスイヤホンを片耳イヤホンだけ買って追加しても、使えるかどうかはメーカーによって異なります。幸いソニー「WF-1000XM」シリーズはイヤホンのバージョンが同じなら対応していました。
というわけで、今回はどこでソニー「WF-1000XM4」の片耳イヤホンだけを購入できるのか? その後、購入した片耳イヤホンをどのようにペアリングすればいいのかについて紹介しましょう。
■片耳イヤホンだけ購入して使えるワイヤレスイヤホンのメーカー
Apple(AirPodsなど)/JABRA/JBL/Jaybird/ソニーなど(筆者調べ)
※上記のメーカーでも今後発売される機種が対応するかどうかは分かりません
【1】ソニー公式サポートの修理依頼で片耳だけ購入する
新品で確実に片耳イヤホンを入手したい人は、ソニー公式の総合サポートで修理依頼をしましょう。実は、これで片耳イヤホンだけを入手できるんです。
まず、ソニー公式サイトの「総合サポート」を開き、「修理のご相談」→「修理の目安料金の確認・修理の申し込み」からWF-1000XM4の修理依頼をすることが可能。ただし、WF-1000XM4の場合は片耳イヤホン紛失修理には1万3,310円の費用がかかります。
現在では両耳を1万5,400円で買うこともできますので、この価格差なら両耳新品にしたほうがお得かもしれません。
ちなみに、修理に出すとその期間中は利用できませんが、ペアリング設定なども行ってもらえるため、そのあたりに自信のない人はソニーで修理依頼したほうがいいでしょう。
●【公式】ソニー「修理のご相談」は→こちら

実は、楽天市場とYahoo!ショッピングなどでもWF-1000XM4の片耳イヤホンがいくつか販売されています。「WF-1000XM4+右」や「WF-1000XM4+左」で検索すれば、片耳イヤホンだけの出品を探せます。
販売している会社はソニーではありませんが、価格は1万円前後とやや安く購入できます。ただし、ショップによっては新品ではなく海外並行輸入の中古だったりしますので、必ず「国内正規品・未使用品」であることを確認してから購入してください。

【2】Yahoo!オークション、メルカリなどのフリマサイトで購入する
中古でいいからとにかく安く片耳だけ買いたいという人は、「Yahoo!オークション」や「メルカリ」といったフリマサイトで探してみましょう。
やはり「WF-1000XM4+右」や「WF-1000XM4+左」と検索すると、片耳イヤホンだけの出品を探せます。
メルカリで検索してみたところ、3,000円~4,000円から出品されていました。もちろん、中古はそれぞれ状態が異なるので注意が必要になりますが、新品で買うよりもかなり安いのが魅力。
ただし、フリマサイトでは動作保証のない“ジャンク品”が出品されていることも多いので、動作保証があることを確認してから購入するのがポイントになります。できれば、バッテリーの状態も確認しておきたいところですね。

【3】鉄道忘れ物市で探す
最後は「鉄道忘れ物市」で探す方法です。鉄道忘れ物市とは、各鉄道会社が提携しているデパートやショッピングモールなどで不定期に行われるもの。
保管期間が過ぎた列車内の忘れ物は、美品なら鉄道忘れ物市で販売されることがあるのです。
鉄道忘れ物市は、何と言っても忘れ物を販売するため激安なのが特徴。そもそも通勤電車内でイヤホンを失くすことが多いのですから、鉄道忘れ物市なら目的の片耳イヤホンが見つかるかもしれませんね。
もちろん、開催は不定期ですしどのような商品が並ぶかも分からないので、必ずしも自分の欲しいモデルの片耳イヤホンがあるとは限りません。
とはいえ、片耳イヤホンは有名メーカー製品であっても1,000円程度から販売されることが多いようなので、運よく見つかればかなりお得に購入できるでしょう。
購入した片耳イヤホンをセットアップする方法
今回筆者は、メルカリでWF-1000XM4の右側の片耳イヤホンを購入しました。少々難ありだったので価格は1,500円と安かったのですが、あえて分かりやすいように白を購入しました。

それでは、さっそくメルカリで購入した片耳イヤホンを使えるようにセットアップしましょう。
まず、充電ケースに購入した片耳イヤホンと元からあるイヤホンを入れた状態にして、両方のタッチ部分を同時に10秒間触れたままにします。
すると、充電ケースのLEDが赤く点滅するので、すぐに(5秒以内)指を離すとイヤホンが工場出荷状態に初期化されます。初期化が完了すると充電ケースのランプが緑色になって4回点滅しますので、指を離したあとはしっかり確認してください。
初期化が完了したあと、イヤホンを充電ケースから取り出すと、通常のペアリングモードになるので、スマホの設定でBluetoothとペアリングすれば使用できるようになります。
WF-1000XM4を初期化する手順

ただし、ペアリングするにはそれぞれのイヤホンのファームウェアが同じである必要があります。ファームウェアの確認方法は、専用アプリ「SoundConnect」を開いて、画面右上の「︙」をタップし、画面下の「WF-1000XM4バージョン」を選択。これで、WF-1000XM4のファームウェアバージョンが表示されます。
●【公式】ソニー「ヘッドホンをリセット・初期化する方法(WF-1000XM4)」は→こちら
ファームウェアバージョンを確認する手順


もし、左右のイヤホンのファームウェアが異なる場合でも、設定次第で使用可能なケースがあります。
先ほど紹介した初期化作業を行ったうえで、SoundConnectアプリでファームウェアのアップデートを行い、両方とも最新バージョンにしてしまえば、問題なくスマホとペアリングできるようになるのです。
ただし、これはメーカーでサポートされている方法ではありませんので、あくまで自己責任でお願いします。万が一のトラブルに対して、編集部では責任を負いかねます。
まとめ
いかがでしょうか? 今回はWF-1000XM4の片耳イヤホンを失くしたときどうすればいいのか、その方法について詳しく解説しました。
現在では、ソニー公式サイトの総合サポートからイヤホン本体(両耳)を新品で購入することができます。長年使っているとイヤホン本体のバッテリーもヘタっていると思うので、この際、両耳を新品にしておくのもアリでしょう。
片耳だけを入手するには、ソニーに修理に出すのがオススメですが、楽天市場やメルカリなどであれば、さらに安く購入することも可能です。
ただし、こちらは自分でセットアップする必要がありますし、場合によってはファームウェアのアップデートも必要になります。また、メーカーサポート対象外の方法になりますので、必ず自己責任で作業してください。
※文中の価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2025年7月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。
記事提供元:スマホライフPLUS
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