河本結が全米に続くメジャースポット参戦 コースには苦手意識?「試されている感じ」
<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前情報◇18日◇フィールズランチ・イースト(テキサス州)◇6604ヤード・パー72>
「全米女子オープン」に続き、河本結がメジャーにスポット参戦する。プロゴルファー世界一決定戦への出場は、5年ぶり2度目。1カ月で日米を2往復するタフなスケジュールだが、「この大会に出られることはすごくうれしいし、頑張りたい」と意気込む。
舞台は2023年に新設されたばかりのフィールズランチ・イースト。木などの遮るものが全くなく、テキサスの風が吹き抜ける広大なコースだ。開幕前日の水曜日に18ホールを回り、初めてその全容を確認。「想像以上に難しかった。自分があまり得意としない難しさでした」と率直な感想を漏らした。
「風も距離もラフも、パワーがないときつい。全米はミスしなければスコアになるけれど、今週はいいショットでもグリーンを出たり、行ってはいけないところにいってしまう」。バミューダ芝のラフは根が強く、芝が短くてもスッポリと埋まってしまう。8番アイアンより短いクラブでなければ、グリーンを直接狙うことは難しいという。
「今週は100点のショット打っても、それが結びつかないゴルフ。そこからリカバリーしてしていかなきゃいけない。ショートゲームを得意としてきた自分の力が試されている感じ。いや~厳しい…」
自身の苦手要素が詰まったようなコースではあるが、これを経験できるのも海外メジャーに出場できる醍醐味(だいごみ)。「メジャーはいろんなコースであらゆるゴルフが求められる。それを味わってる感じです。(全米とも)全く違う難しさなので、ゴルフって深いなって思っています」。力を出し切って戦い、日本ツアーに手応えや課題を持ち帰り、目標達成への糧にしたい。
「めっちゃ難しく感じたけれど…。予選を通ってしっかり上位に食い込みたい」。全米は最終日に「80」を叩いて36位に終わった。そのリベンジをするためにも、まずは苦手意識のあるこのコースを攻略していきたい。(文・笠井あかり)
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