「買い物難民」は昔の話? 60代の48%がネット利用! シニアの買い物事情が激変中
現代はインターネットショッピング、宅配、テレビショッピングなど自宅にいながら買い物ができる方法がいくつかある。交通手段の不便さなども考えると、シニア世代はどのような買い物方法を利用しているのか気になるところだ。モバイル社会研究所では2025年1月に60歳~84歳の男女1,300人を対象に訪問留置法で調査を実施した。シニア世代の買い物事情を早速見てみよう。
※訪問留置法:調査員が訪問し調査を承諾した人に紙で質問票を配り後日回収

60代の男女は「インターネットショッピング」が最多

自宅にいながら買い物ができる方法として、「インターネットショッピング」「宅配」「テレビショッピング」のどれを利用することが多いのか、60代~80代前半の男女に尋ねた。インターネットショッピングの利用は60代の男女が最も多く、年代が上がるにつれ低くなる傾向に。男性48%、女性38%と男性のほうが利用者が多いことが分かった。
「宅配」の利用者は男女とも一定数いるが、どの年代も女性の利用率が高く、「テレビショッピング」は全体的に利用者数が少ない結果となった。
交通の便に「すごく不満」と感じるシニアはインターネットショッピング利用率が高い

実店舗へ買い物に行くことが困難な理由として「交通手段の不便さ」が挙げられるだろう。交通の便に「すごく不満」と感じているシニアは、インターネットショッピングを利用する割合が高い一方、交通の便に「すごく満足」と回答しているシニアでもインターネットショッピングの利用率が高いことが明らかに。
宅配を利用しているシニアは交通の便の満足度問わず、利用している割合が比較的高いことが分かった。
現代のシニアのスマホ所有率は6割を超える。今後70代・80代でもその活用度が増えればインターネットショッピングの利用者も増え、いわゆる“買い物難民”の解決の一助になるかもしれない。
出典:【モバイル社会研究所】
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記事提供元:スマホライフPLUS
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