馬場咲希がメジャー“全制覇”へ 20歳はぐんぐん成長中「気持ち的にも変わってきた」
<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前情報◇17日◇フィールズランチ・イースト(テキサス州)◇6604ヤード・パー72>
17歳・高校2年生のときだった。馬場咲希は「全米女子アマ」を制し、“副賞”として海外メジャー出場権を獲得した。アマチュアとして「シェブロン選手権」「全米女子オープン」「アムンディ・エビアン選手権」そして「AIG女子オープン」(全英)に出場。ただ、海外メジャーの中で唯一、出場資格を得られなかったのが、この「全米女子プロ」だった。
全米女子プロはその名の通り、“プロゴルファー世界一”を決める戦い。アマチュアはもちろん出場することができず、米下部エプソン・ツアーを主戦場にしていた昨年は資格を得られなかった。そして今年、プロ2年目での初参戦。20歳にして“メジャー全制覇”を達成することになる。
今年はシェブロン、全米女子オープンの出場権をつかみ取り、ともにプロ初参戦をかなえた。「何年か前に(アマチュアとして)メジャーに出ていた時の自分とは、気持ち的にも変わってきたなと思うところはある。最後まで集中力を切らさずにやりたい」。目標も“予選通過”から“上位争い”に上方修正。ぐんぐんと成長中だ。
先週の前哨戦では最終日に米ベスト「65」をたたき出し、今季2度目のトップ10入りを果たした。「ショットでチャンスにつけられることが多かった」と振り返るが、今週はシビアなセッティングのメジャー大会。「グリーン周りにいろいろ(ハザードが)あったり、傾斜も強い。ティショットがラフに入ったら簡単にボギーになってしまうので、そういうのを打たないように」と慎重に攻めていく。
現在のポイントランキングは56位。エビアンや全英の出場権獲得はほぼ確実で、ルーキーイヤーを順調に歩んでいる。初出場の大舞台でもしっかりと爪痕を残したい。(文・笠井あかり)
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