自らが描くマンガのヒーローになった弱気な漫画家 勇者の気配をのぞかせる 「マーヴィーラン」場面写真

2025年7月11日より劇場公開される、南インド国際映画賞の3部門(批評家選出主演男優賞、助演女優賞、コミックアクター賞)で受賞を果たしたインド映画「マーヴィーラン 伝説の勇者」から、新たな場面写真が公開された。
場面写真では、家族思いの頼りない青年に芽生えた”勇者”の気配をのぞかせるサティヤ(シヴァカールティケーヤン)の表情や、彼を取り巻く個性豊かなキャラクターたちの姿が捉えられている。鋭い眼光で目を引くのは、サティヤの最大の敵ジェヤコディ(ミシュキン)。選挙を控えて、手抜き工事の高層マンションで市民をだます悪徳政治家の彼が、裏で手を引く抜け目ない秘書パラム(スニール)を従え、サティヤと対面する1枚もある。さらに、サティヤが秘かに思いを寄せる新聞社の副編集長ニラー(アディティ・シャンカル)や、気の強さで周囲を圧倒するサティヤの母イーシュワリ(サリダー)の姿も見られる。





「マーヴィーラン 伝説の勇者」は、崖っぷち漫画家が突如、自らが描くマンガのヒーローになるという内容の作品。主人公のサティヤは、才能はありながらもゴーストライターの立場に甘んじる気弱な漫画家。住居を追われた末にたどり着いた欠陥住宅にも目をつぶるほど、波風を立てずに生きるのに必死の毎日を送っていた。しかし、とある事故をきっかけに、自分を「マーヴィーラン=偉大なる勇者」と呼ぶ天からの”声”を耳にし、突如として市民を苦しめる悪徳政治家ジェヤコディとの対決を余儀なくされる。”勇者”になりたくないサティヤは、天の”声”の導きに、必死に抵抗する。
監督は、タミル語映画界が注目するマドーン・アシュヴィン。大胆なアイデアで社会問題に切り込みながら、コメディやアクション満載のエンターテインメント作品に仕上げた手腕が評価され、2024年のフィルムフェア賞では南インド映画部門の4部門(監督賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞)にノミネートされ、南インド国際映画賞の3部門で受賞(批評家選出主演男優賞、助演女優賞、コミックアクター賞)を果たした。
【作品情報】
マーヴィーラン 伝説の勇者
2025年7月11日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー
配給:ファインフィルムズ
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記事提供元:映画スクエア
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