「劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット」青春のひと夏を切り取った予告編&原作者・永井三郎のコメント到着
永井三郎の漫画を原作に、平成の閉鎖的なド田舎に暮らす少年たちのひと夏を描いた青春ドラマシリーズ『スメルズ ライク グリーン スピリット』。そこに新たなシーンを加えて再編集した劇場版が、6月27日(金)より全国公開される。予告編ならびに永井三郎のコメントが到着した。
髪が長くクラスで浮いた存在の三島フトシ(荒木飛羽)と、彼をいじめるグループのリーダーである桐野マコト(曽野舜太)。予告編は、両者が屋上で思いがけず育む交流をはじめ、都会からやってきた教師の柳田(阿部顕嵐)が抱える闇、さらには周囲の大人たちの眼差しなどを切り取っていく。若者たちの宝物となる夏時間を見届けたい。
永井三郎(原作)コメント
映像になった事で、第三者目線で改めて、実際にその土地で産まれ、生活し、その後も続いていく彼等の物語を感じました。
誰の目線で見るかでも大分感じ方が違うと思います。
また、時が経って違う誰かの目線で考える事があるかもしれません。
普遍的な青春譚だと思っています。彼等の熱い&暑いひと夏、その後を感じて頂けたらと思います。
Story
三島フトシは髪が長くてなよなよしているという理由から、クラスメイトでバスケットボール部員の桐野マコトが率いるグループにいじめられている。抵抗する術のない三島は、隠れて口紅を塗ったり女性用の服を着たりして“カワイイ自分に変身する”ことで、辛い日々を耐えていた。そんなある日、屋上にいた三島は、以前になくした口紅を桐野が自分の唇に塗ろうとしているところを目撃する。
三島がアイデンティティに目覚めていく中、“本当の自分”を隠して学校生活を送る桐野、いじめグループの一人でなぜか三島に強く当たる夢野太郎、やたらと三島を気にかける新任の社会科教諭・柳田の秘めた感情も次第に明らかに──。
©「劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット」製作委員会
配給:ポニーキャニオン
荒木飛羽主演の青春ドラマ『スメルズ ライク グリーン スピリット』が再編集により映画化
記事提供元:キネマ旬報WEB
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