BSとフジクラの未発表プロト『BX』✕『スピーダーNX金』は女子プロど真ん中!? 桑木と阿部が即投入
今週の国内女子ツアーでは、秋モデルと思しき多くの未発表プロトタイプの供給が相次いだ。中でも目立ったのが、ブリヂストンの4つ(①BX2 HT/②BX1 ST/③BX1 LS/④B-Limited BX1★TOUR)のドライバーヘッドで、『BX』が頭に付くマットでシンプルなデザインのものを契約選手が本格テスト。フジクラの金色の『スピーダーNXプロトタイプ』を含め、即投入する意向の選手が続出した。
一人目は阿部未悠で、これまで『B2 HT』と『ベンタスTRレッド』(50R)だったが新ヘッド『BX2 HT』は初見から使いたかったそう。「座りや構えた時の印象がすごく良くて、私は顔を大事にしているのでアドレスが決まる方が好き。打ってみて打感もいいし、初速も前の1Wより出ているので、キャリーもちょっと出てるかな。ヘッドは即決でしたね。一度ヤマハの会場で打って、本当はそこで入れたかったんですけど、その時はまだ使えなかった」と、形状もど真ん中のよう。
また、シャフトとヘッドを一気に替えることは「ルーキーイヤーぶり」。それでも「感覚が良ければ替えちゃう派」と言い、これまで地面が柔らかい季節はネックになってきたが「キャリーが出てくれるので、そこが解消されるかな」と梅雨時期対策も念頭に置く。シャフトも「すぐ使える」と判断した。
「たまたま今週から新しいの(ヘッド)が出てちょうどいいなと思って。シャフトも『グリーンの後継』と聞いていて、ずっと使っていた『グリーン』よりしなる感じがするかなと思ったけど、複雑なしなり方はしないというか、シンプル。ちゃんと返ってくる感じがしていいなって。振り遅れもしないし、振って違和感があるシャフトは使えない。これは今週打ってすぐ使えると思った。どうなるかは試合をやってみてですけど、楽しみです」(阿部)
二人目は桑木志帆で、これまで『B-limited B1 LS』に『ディアマナBB 53S』だったが、新ヘッド『BX1 LS』について「打った感じはすごくよかった。今、使っているクラブと比較したら、顔は少しマットになった感じはするけど、いい意味で大きく変わっていなくて振り心地とか打感がすごく良かった。すぐにでも替えられると思った」と絶賛し、本日試合投入。
「(トラックマンで)飛距離、スピン量、ボールスピードとかチェックしたけど、良くなってます。シャフトを0.5㌅長くして45.5㌅にしたこともあってか、強い球が出るようになった印象があるし初速も出てます。1Wに求めるのはやはり飛距離で、先週初めてアメリカで試合(全米女子オープン)に出て、周りは飛ぶ選手ばかりだった。
無理して飛距離を伸ばそうとは思わないけど、2打目を短い番手で打てたら楽になると思って、今いろいろメーカーさんにもお願いしてます。キャリーを伸ばしたくて新しい1Wには可能性を感じてます。打った感じはすごく良かったので、今週から使う可能性もあるし次のメジャー(全米女子プロ)に向けても調整していきたい」(桑木)
2人ともヘッドとシャフトを一気に替えてどんな結果か要注目だが、その他にも『BX2 HT』を即投入する意向を見せたのは渡邉彩香だ。
「(前の)B2の顔が好きだったけどスピン量が多くて使えなかった。でも、これ(BX2 HT)はスピン量が減って顔もすごく良くて、つかまりすぎない感じで高さも球の感じも良かったので今週、使うと思います……何かがなければ(笑)。元々つかまりそうなヘッドが好きなんですよ。B1はスマートでシュッとした感じだけど、丸っこいのが好き。フェース面のラウンドとか丸みを帯びたのが好き。構えた時に左にいきそうだなというのを逃がすのが好きなんです。ヤマハでプロトタイプを打った時からBX2はいけそうだなと思っていました」(渡邉)
その他、永嶋花音も『BX1 ST』をテストして「めちゃくちゃ良かったです。曲がらないしし、飛ぶ感じ。直進性がすごい。今までのも自分的には好きだったけど、それよりもいい感じ。見た目も違和感なく。(1Wは)全然替えないタイプなんですけど、良かったら早いと思います」と練習日に話し、本日即投入させていた。
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