iPhoneのアクションボタン、結局どう使う?2年間の“宝の持ち腐れ”に終止符を
X(旧Twitter)ユーザーの はむさんど.(@hamu_3nd)さんが、次のようにつぶやいている。「アクションボタンの使い道が分からないままもうすぐ2年が経とうとしてる」

この投稿は、スマートフォンに搭載された物理ボタン「アクションボタン」を長らく活用しきれずにいるユーザーが、意外と多いことを示している。今回はその背景を探り、どうすれば有効活用できるのかを検証する。
アクションボタンとは何か
アクションボタンは近年のスマートフォンに搭載され始めた追加の物理キーであり、特定の機能をワンタッチで起動できるように設計されている。たとえば、最新のiPhone Proシリーズでは従来の「サイレントスイッチ」に代わり、アクションボタンが搭載された。デフォルトではサイレントモードの切り替えだが、設定次第でカメラ起動、ボイスメモ開始、ライト点灯など、幅広い機能を割り当てることができる。Android端末にも類似のボタンが採用されており、カスタマイズ性が高いのが特徴である。

なぜアクションボタンは使われないのか
はむさんど.(@hamu_3nd)さんのように「使い道がないまま年月が過ぎてしまった」と感じている人は多い。主な理由は、普段のスマホ操作がほぼ画面内で完結しているため、物理ボタンの存在自体を忘れてしまうことにある。また、意図しない機能が起動してしまうことへの不安もある。ポケットの中で押されてしまったり、タップと違い操作の意識が曖昧になりやすい点も障壁となっている。
さらに、設定項目がわかりにくい、またはどこにあるか分かりにくいという声もある。カスタマイズ性が高すぎて「結局何に使えばいいのか決まらない」と感じてしまうケースも多い。こうした理由から、便利なはずのアクションボタンが長く宝の持ち腐れ状態に陥っている現実がある。
おすすめの活用法
では、どのようにすればアクションボタンを日常的に使える存在にできるのか。以下に、すぐに試せる活用法をいくつか紹介する。
1.ライトのオンオフ
夜道や停電時など、すぐに手元を照らしたいときに便利。アプリを探す必要がないため、緊急時にも重宝する。
2.カメラ起動
シャッターチャンスは一瞬。ホーム画面を経由せず、即座にカメラが起動することで、日常の小さな記録がしやすくなる。
3.ボイスメモの録音開始
思いついたアイデアや買い物メモなどを、すぐに録音できる。ライターや学生など、記録を頻繁に取る人には特におすすめ。
4.スクリーンショット
SNSやチャットで共有したい情報があるときに便利。片手でもすぐに画面を保存できるため、操作のストレスが減る。
5.ヘルスケアアプリ起動
ウォーキングや瞑想、睡眠管理などに使うアプリを割り当てておけば、日常の健康管理がスムーズに始められる。
このように、日々のちょっとした行動を効率化するために、アクションボタンは非常に有効な手段となる。まずは、自分の生活にフィットする用途を一つ試してみることがポイントである。
最初の一歩は「試してみる」こと
アクションボタンを使いこなすためには、まずは一度設定してみることが大切である。設定方法は機種によって異なるが、iPhoneであれば「設定」アプリの中に「アクションボタン」という専用項目が用意されている。Androidでも、機種によっては「ジェスチャーとボタン」などの項目から割り当て変更が可能だ。
最初は思いつきで構わない。使いながら「これじゃないな」と思ったら変更すればいい。重要なのは、一度体験すること。そうすることで、自分の生活スタイルに合った使い道が見えてくる。はむさんど.(@hamu_3nd)さんのように「2年間眠っていた」人でも、少しのきっかけで活用が始まるかもしれない。

まとめ
アクションボタンは、スマートフォンの中でも最も“無視されがちな便利機能”の一つかもしれない。しかし、そのポテンシャルは決して低くない。日々のストレスや操作の煩わしさを軽減するには十分な力を持っている。使っていないのであれば、まず一度、設定してみるだけでも十分価値がある。
スマートフォンをより自分に合った形で使いこなすために、アクションボタンという存在を今一度見直してみてはいかがだろうか。
アクションボタンの使い道が分からないままもうすぐ2年が経とうとしてる pic.twitter.com/8Dn0jbQWfJ
— /•᷅•᷄\୭はむさんど. (@hamu_3nd) June 4, 2025
※サムネイル画像(Image:「はむさんど.(@hamu_3nd)」さん提供)
記事提供元:スマホライフPLUS
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