渋野日向子がソフトボール始球式で剛球披露 4年後の“五輪復活”にも喜び「自分も盛り上げていけたら」
渋野日向子が「日米対抗ソフトボール2024」第2戦の始球式に登板した。スムーズなフォームから出た球は低めのボール球だったが、「緊張はしていたんですけど、ノーバンでいってくれて良かった」とミットに吸い込まれる。力強いピッチングでソフトボールファンをうならせた。
小学生時代からソフトボールに熱中。2022年から2年連続で地元・岡山県で小学生が出場する大会を開催するなど、女子プロゴルファーとして活躍しながらもソフトボールの普及にも尽力している。シーズン中は米国など海外での転戦が続くが、その旅に“マイグローブ”は欠かせない存在だ。
「キャッチボールをしたりしている。数はできていなかったので(しっかり投げるのは)久しぶりではあったんですけど、いい球を投げられて良かった」。今年の年末にもソフトボール大会開催を計画中のようで、「そこまでに練習したい」と第3回目を見据えている。
2028年「ロサンゼルス五輪」でソフトボールが復活することも楽しみにしている。08年「北京五輪」を最後に正式種目から除外されたが、21年「東京五輪」で13年ぶりに復活。日本は2大会連続で金メダルを獲得したが、今年の「パリ五輪」では採用を見送られた。
「北京五輪から東京五輪までの年数が長かったと思うし、ロスまでの期間も長く感じると思う。またソフトボールが開催されるのはソフトボールファンの私としてはうれしい。自分もいつか日本代表としてオリンピックに出たい気持ちもあるので、みなさんと一緒に頑張りたい」。4年後の五輪ゴルフ代表への意欲ものぞかせる。
東京五輪で金メダルを争った“ソフトジャパン”こと日本と米国の一戦。富士山スタジアム(静岡県ソフトボール場)での国際試合は、1998年世界選手権以来26年ぶりで、地元のファンも大勢が応援に駆け付けた。「球場に来られて、ソフトボールファンのみなさんに迎えていただけてすごくありがたいと感じた。自分もゴルフと一緒に、ソフトボールも盛り上げていけたらいいなと思う一日でした」。
一時帰国中のなか“大役”を果たし、7日には海外メジャー「アムンディ・エビアン選手権」に向けて渡仏。リフレッシュした気持ちと球場で得たパワーを胸に、主戦場へと戻る。(文・笠井あかり)
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