パットの距離感が合わないのはボールのせいかも? 最新28モデルを打感とコロがりで10段階評価してみた
ドライバーやアイアン以上にボールの打感を感じやすいパター。ボールによって打感だけでなくコロがるスピードが変わるので、自分の感覚に合うかどうかはカップインの確率に影響する。そこで、各ボールの打感とコロがりを調査。わかりやすく10段階で評価した。
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パターとボールの相性を考える際、自分が打った分だけコロがってほしいというゴルファーには、コロがりのスピードが平均的なボールが適している。こうしたボールは、グリーンの速さやストロークの違いに左右されにくく、幅広いゴルファーが安定したタッチを出しやすいのが特徴である。
今回、人気の28モデルについて打感とコロがりを調査し、コロがりの速さを10段階で評価した。数値が大きいモデルはコロがりが速く、小さなストロークでも距離を出せる。一方で、数値が小さいモデルはコロがりがゆっくりで、強く打ってもコロがり過ぎないため、タッチを合わせやすい傾向がある。
「打感が硬く、コロがりが速いボールが合うのは2タイプです。1つは打ち切れずショートしやすい人。もう1つは高速グリーンでタッチを出したい人です。小さい振り幅でも打球音が聞こえるので、このタイプを好むツアープロも多いですね。また、いつも大オーバーして行ったり来たりという人は、ゆっくりコロがるボールを選びたいです」(ギアに詳しいプロ・追分浩一)
なお、スピン系ボールは、打った感触と実際のコロがりが一致しやすく、コロがりスピードが平均的なモデルが多い。一方、ディスタンス系ボールはコロがりの速いタイプと遅いタイプに分かれており、選択肢の幅が広い。また、打感においてはスピン系のほうがやや硬めのモデルが多い傾向が見られた。
パターの打感やコロがりスピードを基準にボールを選ぶことは、スコアアップにもつながる重要な要素となる。
■試打ボールリスト
ダンロップ:スリクソン Z-STAR XV
ダンロップ:スリクソン Z-STAR
ダンロップ:ゼクシオ リバウンドドライブⅡ
テーラーメイド:TP5x ストライプ
テーラーメイド:TP5 ストライプ
テーラーメイド:ツアーレスポンス ストライプ
キャロウェイ:クロムツアー♦♦♦ トリプルトラック
キャロウェイ:クロムツアー トリプルトラック
キャロウェイ:クロムツアーX トリプルトラック
キャロウェイ:クロムソフト トリプルトラック
キャロウェイ:E・R・Cソフト
キャロウェイ:スーパーソフト
ブリヂストンゴルフ:TOUR B X マインドセット
ブリヂストンゴルフ:TOUR B XS マインドセット
ブリヂストンゴルフ:エキストラソフト
ブリヂストンゴルフ:スーパー ニューイング ブラックリミテッド
プロギア:RS SPIN
プロギア:ソフトディスタンス
プロギア:PRGR プレミアム
本間ゴルフ:TW-S
本間ゴルフ:TW-X
本間ゴルフ:D1
NEXGEN:TOUR SPEC
NEXGEN:D-SPEC
キャスコ:KIRA ダイヤモンド
■試打/解説 追分浩一
おいわけ・こういち/自ら人型パターロボットを製作するなど、パッティング理論に精通するティーチングプロ。スイングとのマッチングをもとにしたクラブフィッティングにも力を入れている
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