島にコンビニなし!買い物は船、医療は週1回…夫婦が語る「不自由さの中の幸せ」:家、ついて行ってイイですか?
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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5月25日(日)放送の「家、ついて行ってイイですか?」(毎週日曜夜8時50分)では、長崎市で出会った山下さん(65)の家について行きました。
【動画】島にコンビニなし!買い物は船、医療は週1回…夫婦が語る「不自由さの中の幸せ」&11歳の料理人…母に捧げる愛情飯のワケ

長崎港ターミナルで五島列島から来たご夫婦を発見! この日は病院の帰りで、手元には島にはない「ケンタッキーフライドチキン」のお土産が。「家、ついて行ってイイですか?」と聞くと「私たちの島に?」と驚きを隠せない様子。
ご夫婦が住んでいるのは五島列島の黄島。しかしこの日は、福江島から黄島までの定期船がもう出航しないため、海上タクシーで行かなければならないとのこと。
取材Dが行きたい旨を伝えると、「構わんですけども」とOKをいただけました。ありがとうございます!

民宿も営んでいるそうで、「小さいですけど350年続いているお寺の住職です」と山下さん。黄島について「人口30人足らずで23世帯。コンビニはない。小さなお店は1軒ある」と説明します。
学校も、島に子どもがいないため、今は廃校に。山下さんは生まれも育ちも黄島ですが、妻・さちこさん(75)は五島列島の別の島の出身です。

中継点の福江島に到着し、海上タクシーに乗り換えます。そして長崎市から2時間半、ついに黄島に到着! しかしさちこさんが、船に「ケンタッキーフライドチキン」を忘れてきたことに気づき、走って船まで取りに行く山下さん(笑)。

戻ってきた山下さんの手には、無事に「ケンタッキーフライドチキン」の袋が! 良かったです!

風情ある外観のお家に到着。「民宿おうしま」と書かれた看板が掲げられ、玄関先には猫ちゃんたちが集結していました。

「民宿おうしま」は30年前に知人から引き継ぎました。客室に案内してもらうと、釣りの本がずらり。釣りが目当てで島を訪れ、1週間以上滞在する人も。
宿泊客は年間で「100組はいない」とのこと。また黄島には何百種類もの野鳥が生息しているため、野鳥目当てで来るお客様も少なくないとか。天然記念物に指定されている「カラスバト」について、さちこさんが「どこよりも多いと聞く」と、教えてくれました。

冷蔵庫の中には食材がぎっしり! 買い物は「船で(別の島に)行った時に買う」そうで、山下さんのご家庭はスーパーとも契約し、FAXでも注文しています。
一昨年まで簡易郵便局がありましたが、局長さんが他界し、今は郵便局や金融機関はゼロ。「そういった用事の時は別の島まで行かなきゃいかん」と、島民ならではの事情を説明します。現在、島で仕事をしている人は1人で、それ以外の住人は年金暮らしだそう。島にある車は工事用の軽トラックが1台のみで、信号機もなし!

ここで診療所を発見! 看護師さんが10年間住み込みで勤務していましたが、3月末に退職。現在は週に1回、別の島から医師が診療にやって来ます。

海に行くと、山下さんが所有している立派なクルーザーが。「釣りもそうだし、自分たちの足ですから」。島で生活する上では、車よりも船の方が必要だと語ります。
お値段は約2000万円! さちこさんは乗り心地について「あんまり得意じゃない」と本音をポロリ(笑)。

自作の生簀には魚がおり、いつでも新鮮な魚を食べられるように準備。この日はグレ(メジナ)がいました。

早速、獲れた魚を自宅で調理します。山下さんは「島で育った人なら当たり前にできる」と手際よく魚を捌き、皮を炙って薄切りに。テーブルには、刺身の他にあら汁、唐揚げなど、グレを使ったお手製メニューがずらりと並びます。

最近は、毎日鰹を食べるという山下さん。自分で釣った鰹を島の人にも配ることも。

こちらがお寺の本堂で、山下さんは出家して住職に。23歳の時、高野山で修行した時の写真を見せてくれました。そこには、氷風呂の中で修行する山下さんの姿が!
山下さんが住職になったきっかけは、先代の住職が高齢となり、寺を出てしまったことでした。無住職状態が約2年近く続き、もっと長引けば島民も不自由すると考え、山下さんは一念発起。約40年前に住職を継ぎ、島の先祖を供養していくことを決意します。

黄島にずっと住み続ける理由を聞くと、「(自分がいなくなったら)法事や葬式ができない。(島民の)ご先祖様の供養などもしていかなければならない。いろいろな責任がある」(山下さん)。

2人は、さちこさんが42歳の時に結婚。再婚だったさちこさんは、(五島列島の)病院で看護師として働いている時、たまたま入退院を繰り返していた山下さんと運命の出会いを果たします。腎臓が悪かった山下さん。「病んでいた部分があったもんで、そういう気持ちを妻が和らげてくれた」と教えてくれました。

山下さんと結婚したさちこさんは、黄島へ移住。「来た当時は色々ありましたよ。不自由なのは、船に乗って買い物に行くこと」と、当時の心境を明かします。
島の暮らしは自然が豊かで、山や海に行けば旬の食材に出会える喜びがある…。さちこさんは、「楽しいね。2人一緒ならよか」と笑います。
長崎港で山下さんの家について行ったら…人口30人、五島列島の小島で最高に幸せな夫婦の暮らしが見られました。
日曜夜8時50分からは、「家、ついて行ってイイですか?」を放送!
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長崎港ターミナルで五島列島から来たご夫婦を発見! この日は病院の帰りで、手元には島にはない「ケンタッキーフライドチキン」のお土産が。「家、ついて行ってイイですか?」と聞くと「私たちの島に?」と驚きを隠せない様子。
ご夫婦が住んでいるのは五島列島の黄島。しかしこの日は、福江島から黄島までの定期船がもう出航しないため、海上タクシーで行かなければならないとのこと。
取材Dが行きたい旨を伝えると、「構わんですけども」とOKをいただけました。ありがとうございます!

民宿も営んでいるそうで、「小さいですけど350年続いているお寺の住職です」と山下さん。黄島について「人口30人足らずで23世帯。コンビニはない。小さなお店は1軒ある」と説明します。
学校も、島に子どもがいないため、今は廃校に。山下さんは生まれも育ちも黄島ですが、妻・さちこさん(75)は五島列島の別の島の出身です。

中継点の福江島に到着し、海上タクシーに乗り換えます。そして長崎市から2時間半、ついに黄島に到着! しかしさちこさんが、船に「ケンタッキーフライドチキン」を忘れてきたことに気づき、走って船まで取りに行く山下さん(笑)。

戻ってきた山下さんの手には、無事に「ケンタッキーフライドチキン」の袋が! 良かったです!

風情ある外観のお家に到着。「民宿おうしま」と書かれた看板が掲げられ、玄関先には猫ちゃんたちが集結していました。

「民宿おうしま」は30年前に知人から引き継ぎました。客室に案内してもらうと、釣りの本がずらり。釣りが目当てで島を訪れ、1週間以上滞在する人も。
宿泊客は年間で「100組はいない」とのこと。また黄島には何百種類もの野鳥が生息しているため、野鳥目当てで来るお客様も少なくないとか。天然記念物に指定されている「カラスバト」について、さちこさんが「どこよりも多いと聞く」と、教えてくれました。

冷蔵庫の中には食材がぎっしり! 買い物は「船で(別の島に)行った時に買う」そうで、山下さんのご家庭はスーパーとも契約し、FAXでも注文しています。
一昨年まで簡易郵便局がありましたが、局長さんが他界し、今は郵便局や金融機関はゼロ。「そういった用事の時は別の島まで行かなきゃいかん」と、島民ならではの事情を説明します。現在、島で仕事をしている人は1人で、それ以外の住人は年金暮らしだそう。島にある車は工事用の軽トラックが1台のみで、信号機もなし!

ここで診療所を発見! 看護師さんが10年間住み込みで勤務していましたが、3月末に退職。現在は週に1回、別の島から医師が診療にやって来ます。

海に行くと、山下さんが所有している立派なクルーザーが。「釣りもそうだし、自分たちの足ですから」。島で生活する上では、車よりも船の方が必要だと語ります。
お値段は約2000万円! さちこさんは乗り心地について「あんまり得意じゃない」と本音をポロリ(笑)。

自作の生簀には魚がおり、いつでも新鮮な魚を食べられるように準備。この日はグレ(メジナ)がいました。

早速、獲れた魚を自宅で調理します。山下さんは「島で育った人なら当たり前にできる」と手際よく魚を捌き、皮を炙って薄切りに。テーブルには、刺身の他にあら汁、唐揚げなど、グレを使ったお手製メニューがずらりと並びます。

最近は、毎日鰹を食べるという山下さん。自分で釣った鰹を島の人にも配ることも。

こちらがお寺の本堂で、山下さんは出家して住職に。23歳の時、高野山で修行した時の写真を見せてくれました。そこには、氷風呂の中で修行する山下さんの姿が!
山下さんが住職になったきっかけは、先代の住職が高齢となり、寺を出てしまったことでした。無住職状態が約2年近く続き、もっと長引けば島民も不自由すると考え、山下さんは一念発起。約40年前に住職を継ぎ、島の先祖を供養していくことを決意します。

黄島にずっと住み続ける理由を聞くと、「(自分がいなくなったら)法事や葬式ができない。(島民の)ご先祖様の供養などもしていかなければならない。いろいろな責任がある」(山下さん)。

2人は、さちこさんが42歳の時に結婚。再婚だったさちこさんは、(五島列島の)病院で看護師として働いている時、たまたま入退院を繰り返していた山下さんと運命の出会いを果たします。腎臓が悪かった山下さん。「病んでいた部分があったもんで、そういう気持ちを妻が和らげてくれた」と教えてくれました。

山下さんと結婚したさちこさんは、黄島へ移住。「来た当時は色々ありましたよ。不自由なのは、船に乗って買い物に行くこと」と、当時の心境を明かします。
島の暮らしは自然が豊かで、山や海に行けば旬の食材に出会える喜びがある…。さちこさんは、「楽しいね。2人一緒ならよか」と笑います。
長崎港で山下さんの家について行ったら…人口30人、五島列島の小島で最高に幸せな夫婦の暮らしが見られました。
日曜夜8時50分からは、「家、ついて行ってイイですか?」を放送!
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記事提供元:テレ東プラス
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