Galaxy S25 Ultraのズーム性能がやばい…「10倍→100倍」実際に撮ってみたらこうなった
2025年5月時点で、もっともカメラ性能がいいと言われているスマホ「Galaxy S25 Ultra」。先日筆者も手に入れて旅行に持っていきましたが、その画質に驚きました。

筆者が普段使いしているのはGoogle Pixel 8a。ミドルレンジスマホではありますが、以前からカメラ性能のみ不満を感じていました。
しかし、Galaxy S25 Ultraで撮影したことで「スマホで映画の撮影をするのも珍しくない時代」に突入していることをようやく実感できたほど、スマホのカメラ性能が上がっていることを知りました。
Galaxy S25 UltraとGoogle Pixel 8aのカメラスペック比較
まず、両者のカメラスペックを比較してみましょう。以下はメインカメラのスペックの違いです。

比べると、その差は圧倒的。Galaxy S25 Ultraの最大の特徴はやはり広角2億画素と超広角の5,000画素。さらに100倍までズームも可能となっています。
撮影シーン別の比較検証【100倍ズームの性能に驚き!】
日常生活や旅行で使うことを想定し、旅先で同じ風景やものをふたつのスマホそれぞれで撮影して違いを比べてみました。
ズーム機能の違い
まず、Pixelで最大8倍ズーム、Galaxy S25 Ultraで10倍ズームで撮影した写真です。

Google Pixelの8倍はぼやけてしまっていますが、Galaxy S25 Ultraの10倍は非常にくっきりとしています。
なお、ズーム100倍の写真は以下の通り。

Google Pixelどころか「自分の目」よりもはっきりと写っているのではないかと思えるほどの画質です。引きで撮った写真を拡大していると言われなければ「最初からだるまに近づいて撮影した写真」だと思う方もいるはずです。少なくとも「Galaxy S25 Ultraで100倍ズームした」写真だとは、自分自身で撮影していなければ筆者自身も信じなかったでしょう。ズーム写真だとは思えないほど、はっきりと写っているように感じました。
ポートレート
続いてポートレート。今回は愛犬を撮影してみました。

ぱっと見た感じは違いが分かりませんでしたが、写真を拡大すると違いが分かりました。

写真を拡大するとGoogle Pixelの写真はその輪郭や毛並み、一本一本のひげなどが途端にぼやけてしまいました。一方で、Galaxy S25 Ultraは毛並みやひげの輪郭もはっきりと写っています。
また「眼球の白さ」の描写力の違いを感じます。Google Pixelではどことなく赤みがかっていますが、Galaxyでは「きれいな白い目」です。写真の発色の補正力の違いを感じます。
食事
Galaxy S25 Ultraの撮影モードには「食事」モードがあります。今回はPixelは普通のモードで撮影し、Galaxy S25 Ultraは食事モードで撮影してみました。

Google Pixelもおいしそうなラーメンの写真ですが、Galaxy S25 Ultraの写真は加工なしでも暖色になっており、背景も自然にぼやけていました。背景のぼかしや暖色系の発色、ラーメンのスープの透明感などを見ると、Google Pixelは「お店のインスタに載せるのは厳しいかもしれない」仕上がりですが、Galaxyであれば「インスタに載せても問題なさそう」な仕上がりです。
推し活
推し活でアクリルスタンドなどと一緒に写真を撮ることもあるでしょう。しかし、これまで筆者はGoogle Pixelでなかなかアクリルスタンドをうまく撮影することができませんでした。たとえばアクリルスタンドを食べ物と一緒に撮影すると、両方にピントを合わせることがスマホだと難しく、どちらかがぼやけてしまっていました。

しかし、Galaxy S25 UltraのAF性能は非常に優れており、自然にどちらにもピントが合って満足のいく写真に仕上がりました。

【高額】Galaxy S25 Ultraのカメラは素人に本当に必要?
それぞれの価格を紹介すると、Google Pixel 8a(128GB)が7万2,600円に対し、Galaxy S25 Ultra(256GB)は19万9,800円(いずれも公式サイト価格)。ストレージ容量の違いがあるとはいえ、価格差は約2.7倍となっています。
筆者がGalaxy S25 Ultraをほしいと思った理由は、最近よく行くライブで撮影許可が出る時間が増えており、推しをきれいに撮影したいと思ったため。また、ペットのかわいい写真も気軽に撮影して保存したかったからです。
Galaxy S25 Ultraの最大のメリットは、「素人でもきれいな写真が気軽に撮影できる点」。逆に言えば、確たる目的がないと、オーバースペックなカメラを持て余す、という事態にもなりかねないため「きれいな写真が撮りたい」と考えている人には必要。「カメラはそこまで重要視していない」という方には高すぎる買い物になるかもしれません。
記事提供元:スマホライフPLUS
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