R・マキロイのメモリアル・トーナメント欠場にジャック・ニクラスもびっくり!? 「彼には彼のスケジュールがある」
29日(木)から開幕する「メモリアル・トーナメント」はジャック・ニクラス(米国)がホストを務める今季7試合目のシグネチャーイベント。トップ選手が勢揃いのはずだが、世界ランキング2位で今季の「マスターズ」を制し、キャリアグランドスラムを達成したローリー・マキロイ(北アイルランド)の姿がない。
出場選手が発表されて知ったというニクラスは「少し驚いた。ローリーと会話はしていない」のだという。4月にマスターズを制したあと、マキロイが復帰戦に選んだのは盟友のシェーン・ローリー(アイルランド)とペアを組み、連覇に臨んだ「チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ」。結果は12位タイだった。その後「トゥルーイスト選手権」、「全米プロ選手権」と連戦したが、今回の「メモリアル・トーナメント」で今季はすでに開幕戦「ザ・セントリー」、「マスターズ」翌週の「RBCヘリテージ」に続く3試合目の格上げ大会欠場となった。
2022年大会覇者の欠場にはニクラスも含めて驚く声も多かったが、「ローリーにはローリーのスケジュールがある。理由を聞く必要もない。彼の決断だ。私も現役の時には多くの決断をしてきた」とマキロイの意思を尊重した。
マキロイは次週の「RBCカナディアン・オープン」(6月5〜8日)に出場するとみられており、その翌週の「全米オープン」(6月12〜15日)、さらにその翌週には今季最後のシグネチャーイベントとなる「トラベラーズ選手権」(6月19〜22日)に参戦すれば4週連続となることから今大会を回避したとみられる。
ニクラスは「マスターズ」前にマキロイとランチをともにし、オーガスタ・ナショナルGCの18ホール1打ずつ攻め方を聞いた。マキロイのラウンド後は「私は一度も口を開かず、(戦略について)何も変えるところはない」と話していた。(文・武川玲子=米国在住)
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