第一線は退いたけど… レクシー・トンプソンが来週の「全米女子オープン」に“最長”19年連続出場へ
レクシー・トンプソン(米国)が電撃的に「引退発表」をしたのがちょうど1年前、ランカスターCC(ペンシルベニア州)で開催された「全米女子オープン」だった。2024年をもって「フルタイム」の選手生活からは退くと話したが、まだまだメジャーへの意欲を捨てていないようだ。
30歳になったレクシーは、次週開催されるウィスコンシン州ミルウォーキーのエリン・ヒルズGCが舞台になる全米女子オープン(5月29日開幕)に参戦する。まだ12歳だった07年に予選会から初出場を決め、当時の最年少記録を樹立して以降、一度も欠場することなく今年で19年連続出場となる。
最高位は19年にカントリークラブ・オブ・チャールストン(サウスカロライナ州)大会で記録した2位タイ。21年のザ・オリンピッククラブ・レイクコース(カリフォルニア州)では、最終日の後半に首位に立ちながらも笹生優花と畑岡奈紗が進んだプレーオフまで一打及ばず、3位に終わった。
19年連続は現在進行形の記録ではエイミー・ヤン(韓国)と並んで最多連続出場で、19回出場も出場選手の中では最多記録となる。続いてアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)が17回で、ジェニー・シン(韓国)、モリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、リディア・コ(ニュージーランド)は14回となっている。ちなみに歴代記録の最多出場はジュリ・インクスター(米国)の35回(1973〜2014年)、連続出場はホリス・ステーシー(米国)の31年連続(1970〜2000年)で、2位はベッツィ・キング(米国)の30年(1975〜2004年)となっている。
第一戦を退いたレクシーは今季ここまで4試合に出場。4月に行われたメジャー第1戦「シェブロン選手権」は14位タイだった。現在の世界ランキングは55位につけている。なお今年1月2日にはマックス・プロホスト氏と婚約したことを自身のインスタグラムで発表している。(文・武川玲子=米国在住)
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