【独占】「想像をはるかに超えた…」ファイルーズあい、ビールサーバー背負い体感した“売り子”の苦労!作品愛も炸裂:ボールパークでつかまえて!
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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毎週火曜深夜24時から放送中のアニメ「ボールパークでつかまえて!」。
原作は講談社の週刊漫画雑誌「モーニング」で連載されている須賀達郎の大人気漫画。
物語の舞台はプロ野球チームの球場「千葉モーターサンズスタジアム」で、そこに集う人たちの人間ドラマを描く、笑顔と涙の球場愛コメディーをおくる。
【動画】「ボールパークでつかまえて!」最新回
放送を記念して、5月17日(土)、「ZOZOマリンスタジアム」(千葉ロッテマリーンズvs北海道日本ハムファイターズ)の試合の始球式に、ビールの売り子・ルリコ役の声優を務めるファイルーズあいが登場! する予定だったが……残念ながら雨天中止に。
貴重なファーストピッチの姿を収めることはできなかったが、「テレ東プラス」では、ファイルーズあいの独占インタビューをお届けする。

――残念ながら、今日は試合が雨天中止となってしまいました。
「本当に残念ですが、練習期間が延びたと前向きに捉えています!
実は、今日を迎えるまで自分なりに準備をしていました。バッティングセンターはあっても実際にボールを投げられる場所はなかなか見つけられなかったので、ドッグランへ行き、愛犬におもちゃを投げて“取ってきて!”を繰り返し練習しました。
でも実際に投げるとキャッチャーと想像の何倍も距離があり、硬球はずっしりと重たくて驚きました。犬のおもちゃでは、肩慣らしにもならなかったんだなぁと(笑)。改めて、選手の皆さまへの尊敬の念が深まりました」
――練習の甲斐あって(?)か、投球練習ではかなり飛んでいたように見えました。
「いや~何度も投げたうちのほんの数球だと思います。『これがうまいこと本番で出たらいいのに!』と思える球が数回あった程度なので、これからも研さんを重ねていきたいと思います!
次に犬と“取ってこい”をする時は、今日いただいた硬球でしっかり練習しようと思います」

――通常のファーストピッチセレモニーとは異なり、ビールサーバーを背負っての投球ですが、難しさは?
「慣れない装備なので苦労しました。練習場に向かう際、『1度リュックを下ろしますか?』と言っていただいたのですが、本番では背負ったまま投げるので、『このまま挑戦させてください』とお願いしました。
ビールサーバーは、売り子さんの肩への負担を軽減するため、ショルダーベルトが幅広で、高さもあります。そのため、投げる時にホルダーが首元にガコッと当たり、投げ終わった後はリュックの上部が頭にぶつかり…(笑)。それをうまく交わしながら投げるのは難しいんですけど、今後リベンジの機会があれば、『ボールパークでつかまえて!』ならではのファーストピッチになるのかな? と思います」
――サーバーを背負うことで、ルリコの気持ちを体感できましたか?
「上澄み部分しか味わえていないと思いますが、それでも『こんなにキツいんだ!』と驚きました。今回は特別に中を空にしてもらい、できる限り軽くしていただいたんですけど、それでも背負い続けていると重圧感から疲労感がじわじわと出てきます。売り子さんはここに約10kgのビール樽をセットして、階段を上り下りしながら炎天下や寒風の中を歩くわけで…想像をはるかに超える過酷さですよね。
実は学生時代、『かわいい制服のバイトがしたい!』と思って、ビールの売り子さんのバイトを本気で調べたことがあります。調べれば調べるほど大変な仕事だと分かりましたし、今回の経験を通して、作中に登場する『ゲームの勇者のフル装備かよ!』というルリコのセリフがその通りだと実感しました(笑)。選手の皆さまはもちろん、スタジアムを支えるスタッフの皆さんへのリスペクトも一段と強くなりました」
▲球場では「ボールパークでつかまえて!」オリジナルデザインのビールカップで5000杯のビールを販売する予定だった
――見た目はギャル、実はウブなルリコ。その魅力をどこに感じていますか?
「いい意味で見栄っ張りなところです。本当は余裕がないのに、つい強がってしまう…そんな等身大の女の子らしさに親しみを感じます。
作中の村田たちにはルリコの心の声は聞こえませんが、視聴者には『今、余裕ぶってるけど内心は相当あたふたしてるよね』と分かる。だからこそ、応援したくなりますよね。
自分の想いをまっすぐに表現できるのもルリコの魅力だと思いますし、応援せずにはいられない素敵なキャラクターだと思います」
――ルリコの最初の常連さん・村田についてはどう思いますか?
「社会で踏ん張っている人なら、きっと誰もが1度は村田と同じ気持ちを味わったことがあると思います。私自身も社会人として働いていた時期があるので、村田の抱えるモヤモヤはよく理解できます。
今は声優という天職に出会い、うまくいかない瞬間すら愛おしく思えるほど仕事が好きですが、会社員時代は『このままくすぶっていていいのだろうか。何を目指せばいいのか分からない』と出口が見えない不安に悩み、仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになったことも。
作中で一番、視聴者の心に寄り添えるキャラクターだと思いますし、彼に親近感を覚える人は多いはず。『ボールパークでつかまえて!』に欠かせないキャラクターだと思います」
――村田のように、球場で息抜きするのもステキですよね。
「すごくいいですよね! この作品を通じて球場の新しい楽しみ方を知ることができましたし、『今度一緒に球場に行こう!』と友人を誘いたくなるほど世界が広がりました。
選手ごとにオリジナルのお弁当があると知ったのも、この作品がきっかけです。
ちなみに今日は“マーくんランチBOX”を用意していただいたのですが、お弁当箱が本当にかわいくて、『これ、いただいてもいいんですか!?』と真っ先に確認してしまいました(笑)。試合が終わった後もお弁当箱を眺めながら余韻に浸れますし、そんな楽しみ方ができるのも、球場に足を運びたくなる理由の一つかもしれないと思いました」
――球場観戦で、他に推したいポイントは?
「たくさんありますが、私はやっぱり応援歌です。球団ごとにカラーがはっきりしていて頭から離れず、家に帰ってからYouTubeで聴き直したこともあります。
演出も凝っていて、スタンド全体が一体になる瞬間はまさに鳥肌モノ。私はライブパフォーマンスをすることもあるんですけど、コール&レスポンスで会場が一つになる高揚感と近いものを感じます。あの臨場感と一体感こそ、球場観戦ならではの醍醐味だと思います」
――最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いいたします!
「もうすぐ夏。夏といえば、やっぱりビールですよね!
売り子さんたちは、炎天下の中で“勇者の装備”のような重いサーバーを背負い、『ビールいかがですか?』と一生懸命声をかけていますので、皆さんぜひ味わってみてください!
アニメ『ボールパークでつかまえて!』は、肩の力を抜いて楽しめる作品です。村田のようにリラックスしながら観て、気分転換してもらえたらうれしいです。Blu-rayの予約受付も開始しておりますので、何度でも繰り返し楽しんでください!」
▲原作・須賀達郎先生、マーくん、リーンちゃん、ズーちゃんと
【ファイルーズあい プロフィール】
1993年7月6日生まれ、東京都出身。2019年、テレビアニメ「ダンベル何キロ持てる?」の紗倉ひびき役で初主演を果たし、一躍注目を集める。以降、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(えりぴよ役)、「トロピカル~ジュ!プリキュア」(夏海まなつ/キュアサマー役)など、話題作に多数出演。
(取材・文/みやざわあさみ)
原作は講談社の週刊漫画雑誌「モーニング」で連載されている須賀達郎の大人気漫画。
物語の舞台はプロ野球チームの球場「千葉モーターサンズスタジアム」で、そこに集う人たちの人間ドラマを描く、笑顔と涙の球場愛コメディーをおくる。
【動画】「ボールパークでつかまえて!」最新回
放送を記念して、5月17日(土)、「ZOZOマリンスタジアム」(千葉ロッテマリーンズvs北海道日本ハムファイターズ)の試合の始球式に、ビールの売り子・ルリコ役の声優を務めるファイルーズあいが登場! する予定だったが……残念ながら雨天中止に。
貴重なファーストピッチの姿を収めることはできなかったが、「テレ東プラス」では、ファイルーズあいの独占インタビューをお届けする。

体感した売り子の苦労「想像をはるかに超える過酷さ」
――残念ながら、今日は試合が雨天中止となってしまいました。
「本当に残念ですが、練習期間が延びたと前向きに捉えています!
実は、今日を迎えるまで自分なりに準備をしていました。バッティングセンターはあっても実際にボールを投げられる場所はなかなか見つけられなかったので、ドッグランへ行き、愛犬におもちゃを投げて“取ってきて!”を繰り返し練習しました。
でも実際に投げるとキャッチャーと想像の何倍も距離があり、硬球はずっしりと重たくて驚きました。犬のおもちゃでは、肩慣らしにもならなかったんだなぁと(笑)。改めて、選手の皆さまへの尊敬の念が深まりました」
――練習の甲斐あって(?)か、投球練習ではかなり飛んでいたように見えました。
「いや~何度も投げたうちのほんの数球だと思います。『これがうまいこと本番で出たらいいのに!』と思える球が数回あった程度なので、これからも研さんを重ねていきたいと思います!
次に犬と“取ってこい”をする時は、今日いただいた硬球でしっかり練習しようと思います」

――通常のファーストピッチセレモニーとは異なり、ビールサーバーを背負っての投球ですが、難しさは?
「慣れない装備なので苦労しました。練習場に向かう際、『1度リュックを下ろしますか?』と言っていただいたのですが、本番では背負ったまま投げるので、『このまま挑戦させてください』とお願いしました。
ビールサーバーは、売り子さんの肩への負担を軽減するため、ショルダーベルトが幅広で、高さもあります。そのため、投げる時にホルダーが首元にガコッと当たり、投げ終わった後はリュックの上部が頭にぶつかり…(笑)。それをうまく交わしながら投げるのは難しいんですけど、今後リベンジの機会があれば、『ボールパークでつかまえて!』ならではのファーストピッチになるのかな? と思います」
――サーバーを背負うことで、ルリコの気持ちを体感できましたか?
「上澄み部分しか味わえていないと思いますが、それでも『こんなにキツいんだ!』と驚きました。今回は特別に中を空にしてもらい、できる限り軽くしていただいたんですけど、それでも背負い続けていると重圧感から疲労感がじわじわと出てきます。売り子さんはここに約10kgのビール樽をセットして、階段を上り下りしながら炎天下や寒風の中を歩くわけで…想像をはるかに超える過酷さですよね。
実は学生時代、『かわいい制服のバイトがしたい!』と思って、ビールの売り子さんのバイトを本気で調べたことがあります。調べれば調べるほど大変な仕事だと分かりましたし、今回の経験を通して、作中に登場する『ゲームの勇者のフル装備かよ!』というルリコのセリフがその通りだと実感しました(笑)。選手の皆さまはもちろん、スタジアムを支えるスタッフの皆さんへのリスペクトも一段と強くなりました」

ギャルに見えて実は…ヒロイン・ルリコの“見栄っ張り”な魅力
――見た目はギャル、実はウブなルリコ。その魅力をどこに感じていますか?
「いい意味で見栄っ張りなところです。本当は余裕がないのに、つい強がってしまう…そんな等身大の女の子らしさに親しみを感じます。
作中の村田たちにはルリコの心の声は聞こえませんが、視聴者には『今、余裕ぶってるけど内心は相当あたふたしてるよね』と分かる。だからこそ、応援したくなりますよね。
自分の想いをまっすぐに表現できるのもルリコの魅力だと思いますし、応援せずにはいられない素敵なキャラクターだと思います」
――ルリコの最初の常連さん・村田についてはどう思いますか?
「社会で踏ん張っている人なら、きっと誰もが1度は村田と同じ気持ちを味わったことがあると思います。私自身も社会人として働いていた時期があるので、村田の抱えるモヤモヤはよく理解できます。
今は声優という天職に出会い、うまくいかない瞬間すら愛おしく思えるほど仕事が好きですが、会社員時代は『このままくすぶっていていいのだろうか。何を目指せばいいのか分からない』と出口が見えない不安に悩み、仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになったことも。
作中で一番、視聴者の心に寄り添えるキャラクターだと思いますし、彼に親近感を覚える人は多いはず。『ボールパークでつかまえて!』に欠かせないキャラクターだと思います」
――村田のように、球場で息抜きするのもステキですよね。
「すごくいいですよね! この作品を通じて球場の新しい楽しみ方を知ることができましたし、『今度一緒に球場に行こう!』と友人を誘いたくなるほど世界が広がりました。
選手ごとにオリジナルのお弁当があると知ったのも、この作品がきっかけです。
ちなみに今日は“マーくんランチBOX”を用意していただいたのですが、お弁当箱が本当にかわいくて、『これ、いただいてもいいんですか!?』と真っ先に確認してしまいました(笑)。試合が終わった後もお弁当箱を眺めながら余韻に浸れますし、そんな楽しみ方ができるのも、球場に足を運びたくなる理由の一つかもしれないと思いました」
――球場観戦で、他に推したいポイントは?
「たくさんありますが、私はやっぱり応援歌です。球団ごとにカラーがはっきりしていて頭から離れず、家に帰ってからYouTubeで聴き直したこともあります。
演出も凝っていて、スタンド全体が一体になる瞬間はまさに鳥肌モノ。私はライブパフォーマンスをすることもあるんですけど、コール&レスポンスで会場が一つになる高揚感と近いものを感じます。あの臨場感と一体感こそ、球場観戦ならではの醍醐味だと思います」
――最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いいたします!
「もうすぐ夏。夏といえば、やっぱりビールですよね!
売り子さんたちは、炎天下の中で“勇者の装備”のような重いサーバーを背負い、『ビールいかがですか?』と一生懸命声をかけていますので、皆さんぜひ味わってみてください!
アニメ『ボールパークでつかまえて!』は、肩の力を抜いて楽しめる作品です。村田のようにリラックスしながら観て、気分転換してもらえたらうれしいです。Blu-rayの予約受付も開始しておりますので、何度でも繰り返し楽しんでください!」

【ファイルーズあい プロフィール】
1993年7月6日生まれ、東京都出身。2019年、テレビアニメ「ダンベル何キロ持てる?」の紗倉ひびき役で初主演を果たし、一躍注目を集める。以降、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(えりぴよ役)、「トロピカル~ジュ!プリキュア」(夏海まなつ/キュアサマー役)など、話題作に多数出演。
(取材・文/みやざわあさみ)
記事提供元:テレ東プラス
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