歴代覇者の名前も 6月の「全米オープン」に新たに36名の出場が決定、USGAが発表
「全米オープン」を主催するUSGA(全米ゴルフ協会)は19日、6月12〜15日にオークモントCC(ペンシルベニア州)で開催される今年の本戦に、新たに36名が出場権を獲得したことを発表した。2009年大会覇者のルーカス・グローバー(米国)、13年大会を制したジャスティン・ローズ(イングランド)も入り、現時点での出場選手は85名となった。
5月19日付の世界ランキング60位までで新たに獲得したのは27選手。今年の「マスターズ」で2位に入ったローズは世界ランキング18位、ニューヨークのベスページ・ブラックでの全米オープンを制したグローバーは40位、11、13年大会で2位だったジェイソン・デイ(オーストラリア)も13度目の出場となる。
世界ランキング11位のマーベリック・マクニーリー(米国)が新たに獲得した選手の中では最もハイランクで、2017年以来、3度目の出場となる。他にはダニエル・バーガー(米国)、トーマス・デトリー(ベルギー)、23年全米アマチュア選手権覇者のニック・ダンラップ(米国)らが出場を決めた。
その他のカテゴリーでは、PGAツアーのフェデックスカップ・ランキングトップ5(有資格者を除く)で、ジェイコブ・ブリッジマン、ブライアン・キャンベル(ともに米国)、キャメロン・デービス(オーストラリア)、ライアン・ジェラルド、サム・スティーブンス(ともに米国)が獲得。DPワールド(欧州)ツアーからは24年のポイントレースからラスムス・ホイガード(デンマーク)、スリストン・ローレンス(南アフリカ)の2人、25年のトップランキング(有資格者を除く)からローリー・キャンター(イングランド)が入った。
また新たに設立されたLIVゴルフからの出場権は、今年は5月19日付けで25年LIVゴルフの個人戦ポイントの有資格者を除くトップ1名(上位3位までが条件)に付与されるが、それはホアキン・ニーマン(チリ)が獲得した。
なお6月9日付けの世界ランキング上位60位までも出場権を得る。(文・武川玲子=米国在住)
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