リリー=ローズ・デップ怪演。「ノスフェラトゥ」おぞましい憑依シーン解禁
「ウィッチ」「ライトハウス」「ノースマン 導かれし復讐者」の鬼才ロバート・エガースが、F・W・ムルナウのサイレント映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922)を独自の視点を織り込んで新生させたゴシック・ロマンスホラー「ノスフェラトゥ」が、5月16日(金)よりTOHOシネマズ シャンテなどで公開。リリー=ローズ・デップ演じる主人公のエレンが、得体の知れない《彼》に憑かれるシーンの映像が解禁された。
憑依され、身体をのけぞらせるエレン。必死に抑えようとするフォン・フランツ医師(ウィレム・デフォー)を前に、呪詛を唱えていく──。
このシーンでのエレンの動きは日本舞踊に着想を得たもので、舞踏家のスタッフがデップにアドバイスしたという。「エレンがどのように部屋に入ってくるのか、どのように部屋を横切るのかといった細かな動きについて考えることが重要。別世界と繋がっている彼女の超常現象的な特徴を演技に取り入れたかった」とデップは説明する。共演者のアーロン・テイラー=ジョンソンは、「スクリーンの中だけでなく、実際の彼女を見るのも怖かった。彼女はエレンの役柄を完全に体現でき、自意識を美しいほどに取り払っている。虚栄心がない。純粋な本能だ」と、圧倒されたことを明かしている。迫真の演技とともに、恐ろしくも美しい物語を見届けたい。
Story
不動産業者のトーマス・ハッター(ニコラス・ホルト)は、城を売却したいオルロック伯爵(ビル・スカルスガルド)に会いに出かける。その間、新妻のエレン(リリー=ローズ・デップ)はトーマスの友人であるフリードリヒ(アーロン・テイラー=ジョンソン)の家で過ごすが、夜な夜な夢に現れる正体不明の《彼》に怯えていく。時を同じくして、街にさまざまな災いが起き……。
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配給:パルコ、ユニバーサル映画
アカデミー賞4部門ノミネート。ロバート・エガースの吸血鬼映画「ノスフェラトゥ」
恐ろしくも美しいゴシック・ロマンスホラーが開幕 ロバート・エガース監督・脚本 「ノスフェラトゥ」予告映像&ポスター解禁
記事提供元:キネマ旬報WEB
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