8年前には優勝争いもしたコース 松山英樹は荒天続くなかメジャー2戦目へ調整「いいプレーをするため準備を」
<全米プロゴルフ選手権 事前情報◇13日◇クェイルホローC(米国)◇7626ヤード・パー71>
松山英樹が今季2試合目のメジャー大会へ向け準備を進めている。13日には、雷雲接近により中断を挟みながらにはなったが、久常涼、マチュー・パボン(フランス)とのアウト9ホールの練習ラウンドなどで調整した。
12日(月)はコース入りしながら、悪天候のためパッティンググリーンで軽くボールを転がす程度に。そのため「コースを見るだけだった」という火曜日は、午前9時頃にコース入りすると、ラウンド前にパッティング、ショートゲーム、ショットの調整も行った。1番ティからスタートしたものの、6番グリーンにいた午後0時35分には雷が近づいてきたため一度、引きあげ。午後2時17分に再開した後は9ホールを消化できたが、そこからまた雨が降ってきたため、この日はコースを後にした。
今年の会場となるクェイルホローCは、「ウェルズ・ファーゴ選手権」でも使用されるコース。昨年5月の同大会時は背中の痛みにより、第1ラウンド開始前に棄権を余儀なくされた場所でもある。その時の違いについて聞かれると、「あまり分からないですけど。ラフがちょっと密集してたり、このコンディション(雨)もあって、ちょっと距離は長く感じますね」と話す。
先週からの課題になっているティショットも、「うーん、良くはないですね」。そのため「セカンドの距離が長くなる。ラフも、短いとはいえ沈むので、しっかりフェアウェイをとらえないと厳しい」と、なおさらその“距離感”が重くのしかかることになりそうだ。
なによりも2017年の全米プロでも使用されたこのコースでは、当時2位で最終日を迎えるなど優勝争いを繰り広げた(最終成績は5位)。ただ、この時は8月開催だったこともあり、「コースの雰囲気も違いますし、思い出しても何の意味もない」とキッパリ。「いいプレーをするために、準備できたらいいなと思います」と、未来だけを見据える。
今季メジャー初戦の「マスターズ」を21位で終えた後は、一度“休息”。先週の「トゥルーイスト選手権」でおよそ1カ月ぶりの実戦復帰を果たした。すると3日目に「63」をマーク。17位という結果で終えている。「天気次第で替えると思います」と、3番アイアンと5番ウッドの使い分けもイメージ。天候との戦いも強いられている準備期間だが、万全を期す。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。