史上初の生涯賞金14億円超え 申ジエが今季メジャー初戦を制し歓喜「やっと笑顔で挨拶できた」
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇11日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>
国内女子メジャー今季初戦は、プレーオフの末に申ジエ(韓国)が優勝を手にした。
首位の藤田さいきを2打差で追って迎えた最終日。前半ホールでは藤田がスコアを落とし、ジエが単独首位に浮上した。しかし、後半は両者が首位に並ぶ展開が続き、最終ホールでも決着はつかなかった。
プレーオフ1ホール目は、最終18番パー5で実施。両者ともセカンドショットはレイアップを選択し、ジエは3打目を約50センチにつけるショットを披露してバーディを奪取。藤田を下し、今大会2勝目を挙げた。
優勝インタビューでは、「本当に優勝したくて。まわりからたくさんの応援をもらって、(勝てなくても)前しか向いていなかった。やっと笑顔で挨拶ができてうれしいです」と話し、2023年の「アース・モンダミンカップ」以来の勝利を噛みしめた。
さらに「プロゴルファーになって20周年。20年前は“最年少”(記録)を目指して頑張ってきましたが、今は“オールド”になっちゃって、体を管理しながら頑張りました」と続けた。37歳での勝利は、今大会の最年長優勝記録。ベテランの活躍はとどまるところを知らない。
今大会の勝利により、さまざまな記録が打ち立てられた。現在、生涯獲得賞金額は13億8315万8071円で歴代1位だが、優勝賞金2400万円を加え、史上初の14億円超えとなる14億715万8071円に到達。また、18年に本大会を制しているが、東西両コースでの制覇となり、これは史上初の快挙。さらに、ツアー通算29勝目を挙げ、永久シード獲得まであと1勝と王手をかけた。
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