政田夢乃が西村優菜から学んだプロの“心得”「今週もそのように頑張りたい」
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前情報◇7日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>
今季メジャー初戦がいよいよ開幕する。昨年大会では『ルーキーキャンプ』に参加していたプロ2年目の政田夢乃が、今年はプレーヤーとして初出場する。当時はスコアボードを持ちながら「(同級生の)西村優菜ちゃんの組について回っていたんですけど、難しい印象が強いです」と抱いたコースのイメージを振り返った。
プロになる前は茨城県のゴルフ場で練習していたことがあり、「このあたりの道を通ると懐かしい」と話す。ただ、茨城ゴルフ倶楽部をラウンドするのは今大会が初めて。月曜日に9ホールを回り、火曜日は大雨が降る中、ウェッジとパターを持ってキャディとコースチェックを行った。
今週のグリーンは13~15フィート未満と速い。政田は「そこで球を止めないといけないのに、(2打目以降を)ユーティリティなどで打たないといけない。たくさんバーディを取りにいくというよりは、ちゃんと耐えるゴルフが必要。攻めだけでは“ダメ”。難しいです」と分析。水曜日は念入りにショットの調整に励んでいた。
“見る側”として参加した昨年大会では、自身のプレースタイルにも影響を与える出来事があった。それは、2日目に「79」を喫して予選落ちとなった西村の“姿勢”だ。政田は苦しむ西村のプレーを18ホール見守り、「でも、優菜ちゃんすごいんです。その中でもお客さんにいいプレーを見てもらおうと、1つでもバーディを取ろうとする姿がすごいなって」と感銘を受けたという。
先週の「パナソニックオープンレディース」では、「回っている最中に予選落ちすることは分かっていたんですけど、私の組について応援してくれる人たちのために、1つでもバーディを取りたいという気持ちでプレーしました」と西村の姿に影響を受け、自身も意識している。「今週もそのように頑張りたい」と意気込む。
今大会での目標は、4日間を戦い切ること。「最近、予選落ちを2回しているので、しっかり予選通過したい。スコアでは(4日間トータル)0以上で回ることです。そのためにも、しっかり守りのゴルフもできるように頑張りたい」と力を込める。さらに「茨城にはおばあちゃんのお家があって、応援にきてくれる。いいプレーをしたいです」。祖母のためにも粘り強い戦いを見せたい。(文・高木彩音)
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