全米プロに松山英樹ら日本勢4人出場 DJとファウラーは“特別招待”
今季メジャー第2戦「全米プロ」を主催するPGA・オブ・アメリカは6日、出場者リストを発表した。日本勢からは松山英樹をはじめ、久常涼、金谷拓実、中島啓太の4人が名を連ねた。
エントリーリストの中には、DJことダスティン・ジョンソン、そしてリッキー・ファウラー(ともに米国)の名があった。ともに特別招待を受けての出場となる。
2016年の「全米オープン」、2020年の「マスターズ」を制したDJは、現在LIVゴルフが主戦場。メジャー勝者としての出場資格(5年)は昨年で失効していた。現在の世界ランキングは751位で、直近のメジャー9大会では4度の予選落ちを喫している。
全米オープンや「全英オープン」はLIVゴルファー向けの出場資格を新設しているが、全米プロはマスターズと同様、新たなカテゴリーを設けていない。PGA・オブ・アメリカの大会ディレクター、ケリー・ヘイ氏は「どのツアーからでも、出場にふさわしいと思う選手は招待できる柔軟性を持っている」とDJへの特別招待について説明した。
ファウラーも出場リストに入った。同大会のカテゴリーのひとつに「直近のライダーカップ出場者で、世界ランキングトップ100」があるが、現在世界ランキング125位のファウラーはこの条件を満たせず、特別招待枠でのエントリーとなった。ファウラーは今年の舞台クエイル・ホローCで開催された2012年の「ウェルズ・ファーゴ選手権」で米ツアー初優勝を飾っている。
LIVゴルファーではジョンソンをはじめ、ブライソン・デシャンボー、フィル・ミケルソン、ブルックス・ケプカ(いずれも米国)、ホアキン・ニーマン(チリ)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)ら16人が出場予定。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)、メジャー2連勝がかかるローリー・マキロイ(北アイルランド)も参戦する。(文・武川玲子=米国在住)
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