西郷真央が恒例“池ダイブ”を回顧 バスローブもお持ち帰り「大会ならではのモノ」
6日、メジャー今季初戦「シェブロン選手権」で優勝を果たした西郷真央が凱旋帰国した。成田空港で取材に応じ、恒例行事の“裏話”も披露してくれた。
同大会の名物といえば“池ダイブ”。18番グリーン脇にある大きな池に優勝者が飛び込むのが伝統行事だ。2022年大会までの会場、ミッションヒルズCCの池は“ポピーズ・ポンド”と呼ばれ、プールのような澄んだ水で水質管理が徹底されていたが、23年からの舞台であるザ・クラブatカールトン・ウッズはいたって普通の池。ヘビの目撃情報などもあり、初めて池を見た選手は一様に驚くという。
西郷はマネージャーや中継局WOWOWのラウンドレポーターらと手をつないで飛び込み、キャディやトレーナーも次々と続いた。悲鳴と笑い声が入り交じるなかでのダイブに、直後の優勝会見では「ひとりで飛び込むのは恥ずかしかったので、“一緒に飛び込もう”って言って飛び込んでもらいました(笑)。めちゃくちゃ深くて溺れるかと思った」と話していた。
ダイブしたシーンはハイライトのひとつとして、テレビやSNSなど多くの媒体で紹介され、「映像がめちゃくちゃ回ってきたんで見ました」と、主役の目にも届いた。それを見た感想は、「両サイドから引っ張られていたので、想像より遠くに飛ばされていた(笑)」。泳げない西郷にとっては、勇気を振り絞った一幕だった。『もう一度飛び込みたい?』と問われると、「うーん…。もういいかな」と苦笑いを浮かべた。
一方で、うれしい“お土産”もゲットした。池ダイブの後に着た大会オリジナルのバスローブは、西郷のもとにある。「あれも大会ならではのモノ。持って帰ってこられたのも、あれを着られたこともうれしい。記念にとっておきます」と、特別な優勝記念グッズをゲットして喜んだ。
さらに、最終日の夜にクラブハウスで開かれた“チャンピオンディナー”にも参加。これは開催地がカールトン・ウッズに変わってから行われている“新しい伝統”で、コース料理が提供される。
西郷はチームで出席した。「(メニューは)正直、あんまり覚えてないんですけど…。ステーキを食べたことだけ覚えてます」。シェブロンの伝統とおもてなしを堪能した、記憶に残る日曜日の夜となった。(文・笠井あかり)
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