【シニアスマホ】実は「らくらくスマホ」のここが凄い!迷惑電話対策やサポート、防水機能が充実
シニアユーザーが多いFCNTの「らくらくスマートフォン」ですが、一般的なスマホではあまり見かけない便利機能がけっこう充実しているんですね。そこで今回は、実は凄い「らくらくスマホ(F-53E)」の機能を4つ紹介しましょう。
【1】迷惑電話・還付金詐欺対策が凄い!
FCNTのシニア向けスマホ「らくらくホン」と「らくらくスマートフォン(以下らくらくスマホ)」の累計販売台数は、約4,000万台となっています(2024年10月ドコモ調べ)。
これだけシニアに人気のある「らくらくスマホ」ですが、実はけっこう凄い機能が満載されているんですね。
まず紹介するのが「迷惑電話や還付金詐欺対策」。らくらくスマホには電話帳に載っていない相手からの電話がかかってきたとき、相手に会話を録音する旨の音声メッセージが流れる機能があります。
これなら、迷惑電話や詐欺電話をかけてきた相手も証拠が残るので、意外と敬遠するかもしれませんね。


逆に、電話をかけるときは「還付金詐欺対策」機能が用意されています。通話内容に還付金詐欺と思われるキーワードがあると、通話している双方に警告が行われるんですよ。
ほかにも、メールやSNS受信時にも「らくらく迷惑メール判定」機能が働き、見ず知らずの相手から口座への振込などを依頼する内容であった場合は、しっかり注意喚起してくれます。

さらに、Webサイトでパスワードなどを入力する場合は、そのWebサイトがフィッシング詐欺でないか判定して、悪意のあるWebサイトなら警告画面が表示されるようになっているのです。
これなら、シニアでなくてもうっかり詐欺被害などに引っかかってしまうリスクを、かなり低減することができるでしょう。
【2】水道で丸ごと洗える強力な防水・防塵機能が凄い!
実は、らくらくスマホ(F-53E)の防水・防塵性能は「IPX5/8・IP6X」とかなり強力です。
まず、防水性能の「IPX5」は内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から1分あたり12.5リットルの水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有することを意味します。
次に、「IPX8」は常温で水道水かつ静水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置したあとに取り出したときに、通信機能が利用可能であることを表しています。
そして、防塵性能の「IP6X」は、直径75μm以下の塵埃が入った装置に商品を8時間入れてかくはんさせ、取り出したときでも内部に塵埃が侵入しない性能となっています。
らくらくスマホ(F-53E)には、USB Type-C端子や3.5mmステレオミニジャックもありますが、それでも、水道でスマホを丸ごと洗っても問題ないほどの防水・防塵性能を備えているということですね。

さらに、耐衝撃性能は米国国防総省の調達基準MIL規格23項目に準拠した性能を搭載しています。
これは落下、耐衝撃、防水(浸漬)、防塵(6時間風速有り)、防塵(脆弱面90分)などのテストをクリアできていることを意味しますので、もし、スマホを落としてしまったときでも、普通のスマホよりは壊れにくいでしょう。

【3】困ったときに役に立つサポートが凄い!
最近、ドコモショップは事前に来店予約してから訪れないと長時間待たされますし、サポート内容によってガッツリ手数料を取られます。

でも、らくらくスマホならサポート機能が非常に充実しています。もし、操作が分からない、あるいは困ったことがあるときは、使い方ガイドアプリで簡単に調べることができますし、主な操作を解説した大判のガイド本も付属しているんですね。
さらに、本当に自分で解決できないときは、ボタンを押すだけでつながる専用電話「らくらくホンセンター」で相談することも可能となっています。


ほかにも、らくらくスマホユーザーなら、コミュニティとサポート情報アプリも利用できます。
まず、SNSの「らくらくコミュニティ」は、共通の趣味や話題で会員同士が交流できる大人世代のSNS。もちろん、無料で登録&利用が可能で、現在の会員数は300万人もいます。これなら、スマホの使い方で困ったときも気軽に尋ねることができるでしょう。

次に、サポート情報「La Member’s(ラ・メンバーズ)」では、スマホの使いこなし記事を読むことができますので、自分である程度のトラブルは解決できるかもしれませんね。

【4】脈拍センサー搭載で自律神経診断までできるのが凄い!
iPhoneやAndroidスマホでも、カメラ機能を利用して脈拍くらいは測定できますが、らくらくスマホ(F-53E)なら、本体背面に専用「脈拍センサー」を搭載しています。
ホーム画面の「ララしあコネクト」を選択して「自律神経パワー」を起動したら、脈拍センサーに指を当てて数分間静かにすることで、自律神経バランスや年齢の平均値と比較した結果を表示してくれるんですね。
「脈拍センサー」まで搭載しているスマホはあまり見たことがないので、健康が気になるシニアにはうれしい機能でしょう。


まとめ
いかがでしょうか? シニア向けの「らくらくスマホ」といえば、性能は大したことないエントリーモデル並のショボいスマホという認識の人が多いと思います。
また、らくらくスマホはホーム画面のUIがかなり特殊なタイル仕様なので、普通のスマホを使っている若者は、逆に使いにくく感じることでしょう。
しかし、実は防水・防塵・耐衝撃性能が非常に高く、脈拍センサーまで装備するなど、かなり特殊な機能を搭載しており、意外と魅力的なスマホであることがお分かりいただけたと思います。
また、本体の標準機能として搭載されている迷惑電話や詐欺メール対策機能は、シニアでなくても便利だと思えるものでした。
今回、筆者は実際に触ってみて、「らくらくスマホもそんなにバカにできないんだな……」というのが率直な感想です。もし、UIだけ普通のAndroidスマホと同じにしてくれれば、意外とアリかもしれませんね。
記事提供元:スマホライフPLUS
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