渋野日向子が連続イーグルで“劇場型”ゴルフを披露 5差7位でV争い「楽しみな週末になるといいですね」
<ブラックデザート選手権 2日目◇2日◇ブラックデザート・リゾートGC(ユタ州)◇6629ヤード・パー72>
渋野日向子がド派手なプレーでリーダーボードを駆け上がった。2イーグル・5バーディ・2ボギーの「65」をたたき出し、トータル9アンダー・7位タイに急浮上。しかもこのイーグルは“連続”で奪ったものだ。
前半12番を「岩に跳ねて池に入った。ボギーで終われてよかった」と最低限のスコアロスで終えると、ここからシブコ劇場が開幕した。13番パー5では残り196ヤードから4番ユーティリティでの2打目が、狙いよりも少し右に出たが、ピンに向かっていった。アルバトロス寸前のスーパーショットで“お先”のイーグルを奪った。
これだけでは終わらず、14番パー4では77ヤードから58度ウェッジで直接ねじ込んだ。ピン奥に着弾して、バックスピンという狙い通り。「自分でもビックリした。14番はセカンドは入るところが見えないけど、すごくいいところに飛んでいった。上にいたギャラリーさんに“わーっ”て言ってもらえてよかったです」と満面の笑顔だ。
連続イーグルについては「ビックリしました。そんなことあるの? って」と本人も驚く離れ業。その後も勢いは衰えず、5つのバーディを奪って伸ばした。「イーグル2つあったからかな。すごくラッキーなスコア」と振り返るも、4つあるパー5すべてでバーディ以上を奪うなど、目下の課題とする100ヤード以内の精度に磨きがかかった。
初日はスイングのタイミングが合わずに伸び悩んだが、「寝れば治ると思った(笑)。日替わりだしホールで変わっちゃうタイプなので、寝て忘れようみたいな感じ」。前夜は午後9時には就寝。2日目のチャージに向けてしっかりと心技体を整えた。「朝はそれを考えながらやっていた。眠たくなかった。気が抜けて、今からちょっと眠くなるかな」。
首位と5打差につけ、トップ10圏内で決勝ラウンドに進むのは、昨年6月のメジャー「KPMG全米女子プロ選手権」以来(結果7位)になる。『楽しみな週末になる?』と聞かれれば、「なるといいですね(笑)。願ってます、フフフ」とニヤリ。「ちょっとした緊張感はある。いいところでできると思うと楽しみな気持ちもある。しっかり自分らしいプレーができるよう頑張りたい」と決勝ラウンドに向けて力を込めた。
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