何じゃこれ!? 20年以上愛用するメタルの3Wが手放せない? シニアプロの激渋14本
2009年の「UBS日本ゴルフツアー選手権」で、プロ18年目の40歳にして念願の初優勝を飾った五十嵐雄二。現在56歳のシニアプロのセッティングを激写。こだわりまくりの使用ギアをレポートしたい。
ドライバーはフォーティーンの『ゲロンディ DX001 HT』(9度)ヘッドに『ツアーAD CQ 6X』を採用。どの点に惚れ込んでいるのだろうか?
「トップアマの人たちが使っている人が多くて、これを気に入って使っていますね。ロフト9度でけっこう立っています。シャフトは、1度打たせてもらって、スイングに合っていました。弾きが良くて、先が動くモデルがいいんです。ヘッドが戻ってくれるので、持ち球のドローが打てますね」
ひときわ異彩を放っているのが、3Wの”地クラブ”ジャスティックの『プロシード ディープメタル』(13度)。『ツアーAD I-65 II』シャフトを採用している。実は2009年のツアー初優勝の際でも、5年使用していた代物だ。20年以上使用しているという。
「見た目も気に入っていて、13度でも十分高さが出るし、ドローもフェードも打てます。ティショットでも使えますね。とにかくメタルウッドの当たった感触とか、打音が好きなんです。チタンと違って、ボールがくっつく感じがあってすごく好きなんです」
アイアンは、ロマロの『プロフォージド』に『N.S.PRO モーダス3 ツアー120 S』を採用している。ソールが厚いモデルが苦手なようだ。
「顔がシャープで小ぶりでいいですね。打った感覚もよくて、スピンも入りやすい。見た目ほど難しくないんです。逆にヘッドが大きくソールが広い方が地面に跳ねそうで、難しく感じてしまうんです」
ウェッジは52度でロマロの『レイ SX-R』を、58度でキャロウェイの『PMグラインド』を採用。58度はフィル・ミケルソンが採用した全面フェースに惚れ込んでいるようだ。
「全面フェースの方が開いて構えたときにボールが拾える感覚があります。それとウェッジはグースネックみたいにネックが曲がっているけど、ヘッドがシャフトより後ろにないタイプがいい。ストレートネックが嫌いなんです。この形状はフェースに乗ってくれる感じがあります」
手放せない1本をずっと愛用し続ける五十嵐のギアへのこだわりこそ、アマチュアが見習うべき姿勢かもしれない。
【五十嵐雄二のクラブセッティング 】
1W:フォーティーン ゲロンディ DX001 HT(9度/ツアーAD CQ 6X)
3W:ジャスティック プロシード ディープメタル(13度/ツアーAD I-65 II)
2・3・4U:プロギア ズーム220I(18・20・23度/ディアマナプロト/N.S.PRO モーダス3)
5I~PW:ロマロ プロフォージド (N.S.PRO モーダス3 ツアー120 S)
52度:ロマロ レイ SX-R(N.S.PRO モーダス3 ツアー120 )
58度:キャロウェイ PMグラインド(KBS ツアー HI-PEV 2.0 ウェッジ 115)
PT:オデッセイ ホワイトホット 2ボールブレード
BALL:タイトリスト プロV1
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