「やっといいプレーができました!」吉田優利が初出場メジャーで得た経験
<シェブロン選手権 最終日◇27日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>
最終日に満面の笑みを見せた。「やっといいプレーができました!」。吉田優利が4バーディ・1ボギーの「69」をマーク。68位からトータル3オーバー・40位タイに順位を挙げ、初出場のメジャー大会で確かな手ごたえを残した。
早朝の霧の影響でスタート時間が大幅に遅れた2日目には、日没が迫る中で18ホールを完走。カットライン上で予選通過を果たした。ただ、3日目には池に2度入れるなど、2バーディ・2ボギー・2ダブルボギーの「76」と後退。「(池は)凡ミス。なるべく上に行こうと頑張ったんですが、すごく悔しい」と話していたが、ラスト18ホールできっちり巻き返した。
「きょうは来週以降に向けての調整ラウンドでもあった。朝から“こんな感じかな”“あんな感じかな”って試行錯誤していたのが良かったかな。(予選に)落ちるか落ちないかくらいのところから最後までできたし、きょう69で回れたので、うれしいです」。この日は平均スコア『74.235』と、4日間で最も難しい設定。そのなかで60台をマークしたことは、大きな収穫だった。
米ツアー2年目のシーズン。この「シェブロン選手権」は初出場だった。6911ヤードという距離に、柔らかい地面が相まって、体感距離はさらに長く感じられた。「長いです、本当に。ドライバーも振り切れてるって感じではなかったので、余計にそう感じちゃったかもしれないけれど、いい経験になった。また新しいゴルフの見方もあると思った」。この4日間を次戦、そしてこれからのメジャーにつなげていきたい。
来週は初開催の「ブラックデザート選手権」(米ユタ州ブラックデザート・リゾートGC)に出場。山脈を360度望む絶景コースで、米国男子ツアーも開催されている。「毎週コース(の特性)が違うのが、アメリカ(ツアー)の一番の特徴。大自然系と聞いているので、すごく楽しみ。休みながら調整して、試合でいいパフォーマンスを出せたら」と見据えた。(文・笠井あかり)
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