総額7500万円!【国際ロマンス詐欺】で大金をだまし取られた女性漫画家
更新日:
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。
「じっくり聞いタロウ~スター近況㊙報告〜」(毎週木曜深夜0時)。4月24日(木)の放送では「SNSで事件に巻き込まれた有名人SP」をお届け!
【動画】「国際ロマンス詐欺」で大金をだまし取られた女性漫画家&AKB48元メンバーが激白!一線を超えた誹謗中傷との戦い

“レディコミ界の女帝”と言われる漫画家の井出智香恵さんは、全盛期には6本の連載を抱え、2018年にはGUCCIに気に入られ、秋冬コレクションに採用されたことも。
そんな彼女は、2018年から2021年までの3年半、国際ロマンス詐欺に遭い、総額7500万円を騙し取られたという。
しかも、お金は友人や家族から借りたもので、自腹は1000万円ほど。友人は「井出さんなら」、家族は「お母さんだったら」と貸してくれたという。
国際ロマンス詐欺とは、SNSで外国人を装い、相手に恋愛感情を抱かせて金を騙し取るというもの。警察の発表によると、2024年のロマンス詐欺の認知件数は3326件、被害額は約346億円に上り、前年から約193億円も増加している。
2018年、井出さんのもとに映画「アベンジャーズ」のハルク役などで知られる俳優、マーク・ラファロを名乗る男性からDMが送られてくる。井出さんの漫画は電子書籍で世界中の人に読まれているため、怪しい外国人からのメッセージは日常茶飯事だったので、井出さんが「本物なら姿を見せなさい」と返すと、ビデオ通話で本物のマークらしき男が彼女の漫画を手にしている姿が。
しかしその映像は、ディープフェイクというAI技術により作られた偽物動画だった。
英語を話せない井出さんは、Google翻訳を使ってやりとりし、男からは愛を囁くような言葉ばかりが送られてくる。
やがて、「妻との離婚調停で自分のお金が使えないから貸してほしい」と、金銭を要求するメッセージが。すでに偽マークにゾッコンだった井出さんは、その話を信じてしまい、指定口座に10万円を振り込んでしまう。
その後も金銭要求のメッセージが続き、井出さんが疑いを抱くと、マークの家族を名乗る人物が「お金を貸してやってくれ」と追い打ちをかけてきて、時には「交通事故に遭った」と同情を引くようなメッセージが来たことも。他にも、さまざまな理由でお金を要求され、その度に振り込んでしまったという。

そして返済の日が近づく中、井出さんの自宅に、マークの友人だと名乗る2人の外国人によって、1つのスーツケースが届けられる。外国人は「12億円ある」と言いながら、井出さんの目の前で黒色に塗られたお札をひと束取り、油のようなものをかけると、なんと本物のドル札が浮かび上がってきたそう。
後にそのドル札だけは本物で、残りはただの紙切れだったと判明するが、その時、井出さんは12億円が本物だと思い込んでしまった。
さらに、互いの指から血を流し、それをパソコンの画面上で合わせて、“血の誓い”を交わしたことで、ますますマークにのめり込んでしまった井出さん。2021年、娘に諭されてようやく詐欺だと気づくが、総額7500万円を奪われていた。
井出さんはここでやっと送金をストップするが、今度は偽マークたちから「マネーロンダリングに関与したから同罪だ」と脅されたという。
国際ロマンス詐欺の被害に遭った井出さんは、「(自分同様に)苦しんでいる人たちを助けなければいけない」との思いから、メディアの取材に応じるように。さらに、実体験を漫画化した「毒の恋 7500万円を奪われた『実録・国際ロマンス詐欺』」(双葉社)を出版し、世間に警鐘を鳴らしている。
【動画】「国際ロマンス詐欺」で大金をだまし取られた女性漫画家&AKB48元メンバーが激白!一線を超えた誹謗中傷との戦い

“レディコミ界の女帝”と言われる漫画家の井出智香恵さんは、全盛期には6本の連載を抱え、2018年にはGUCCIに気に入られ、秋冬コレクションに採用されたことも。
そんな彼女は、2018年から2021年までの3年半、国際ロマンス詐欺に遭い、総額7500万円を騙し取られたという。
しかも、お金は友人や家族から借りたもので、自腹は1000万円ほど。友人は「井出さんなら」、家族は「お母さんだったら」と貸してくれたという。
国際ロマンス詐欺とは、SNSで外国人を装い、相手に恋愛感情を抱かせて金を騙し取るというもの。警察の発表によると、2024年のロマンス詐欺の認知件数は3326件、被害額は約346億円に上り、前年から約193億円も増加している。
2018年、井出さんのもとに映画「アベンジャーズ」のハルク役などで知られる俳優、マーク・ラファロを名乗る男性からDMが送られてくる。井出さんの漫画は電子書籍で世界中の人に読まれているため、怪しい外国人からのメッセージは日常茶飯事だったので、井出さんが「本物なら姿を見せなさい」と返すと、ビデオ通話で本物のマークらしき男が彼女の漫画を手にしている姿が。
しかしその映像は、ディープフェイクというAI技術により作られた偽物動画だった。
英語を話せない井出さんは、Google翻訳を使ってやりとりし、男からは愛を囁くような言葉ばかりが送られてくる。
やがて、「妻との離婚調停で自分のお金が使えないから貸してほしい」と、金銭を要求するメッセージが。すでに偽マークにゾッコンだった井出さんは、その話を信じてしまい、指定口座に10万円を振り込んでしまう。
その後も金銭要求のメッセージが続き、井出さんが疑いを抱くと、マークの家族を名乗る人物が「お金を貸してやってくれ」と追い打ちをかけてきて、時には「交通事故に遭った」と同情を引くようなメッセージが来たことも。他にも、さまざまな理由でお金を要求され、その度に振り込んでしまったという。

そして返済の日が近づく中、井出さんの自宅に、マークの友人だと名乗る2人の外国人によって、1つのスーツケースが届けられる。外国人は「12億円ある」と言いながら、井出さんの目の前で黒色に塗られたお札をひと束取り、油のようなものをかけると、なんと本物のドル札が浮かび上がってきたそう。
後にそのドル札だけは本物で、残りはただの紙切れだったと判明するが、その時、井出さんは12億円が本物だと思い込んでしまった。
さらに、互いの指から血を流し、それをパソコンの画面上で合わせて、“血の誓い”を交わしたことで、ますますマークにのめり込んでしまった井出さん。2021年、娘に諭されてようやく詐欺だと気づくが、総額7500万円を奪われていた。
井出さんはここでやっと送金をストップするが、今度は偽マークたちから「マネーロンダリングに関与したから同罪だ」と脅されたという。
国際ロマンス詐欺の被害に遭った井出さんは、「(自分同様に)苦しんでいる人たちを助けなければいけない」との思いから、メディアの取材に応じるように。さらに、実体験を漫画化した「毒の恋 7500万円を奪われた『実録・国際ロマンス詐欺』」(双葉社)を出版し、世間に警鐘を鳴らしている。
記事提供元:テレ東プラス
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。