原英莉花、初の海外生活の様子は? 勝つまで麺類は“封印”「早く大好きなラーメンをすすりたい!」
今季から米国女子下部『エプソン・ツアー』に参戦している原英莉花。昨年末に行われた最終予選会で出場権を得られず、トップカテゴリーのLPGAツアー昇格を目指し“過酷”と言われる戦場でクラブを振っていく。きょう25日からは今季第4戦の「IOA選手権」に出場する。日本ツアーの出場権も持ちながら、それを放棄してまで選んだ道。現地での様子が、本人から届いた。
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原の新たな主戦場でのデビュー戦は、2月28日からの開幕戦「セントラル・フロリダ選手権」だった。ここから始まったフロリダでの3連戦。それを21位、6位、28位という結果で終えた。
「初戦から徐々に調子が上がっていくなかで、2戦目は初日の出遅れ(78)が心残り。ただ結果的にトップ10といい流れに持っていけたかなと思いました。だからこそ3戦目は、とても悔いが残っています。狭くて短いホールが多い、戦略が試されるコースでしたが、欲をかいてしまった数ホールでスコアを落としてしまったことが脳裏にこびりついています」
ここで得たポイントは152.295ptで、ランキングは18位につけている。シーズンを終えた時、ここで15位以内に入っている選手が、来季の昇格を果たす。トップとの差こそ611.455pt離れているが、15位とはわずか28.518pt差。長いシーズンを考えると、まずまずの滑り出しと言えそうだが、本人のなかでは課題も持ち帰った3連戦だった。
「技術的にはアイアンショットの精度を高めていきたい。あとは硬いフェアウェイからのアプローチのバリエーション、ミスが目立っていたショートパットも強化して次戦に挑みたいと思っています。同じミスを繰り返さないよう、準備しないと」
日本では出会わないようなコース、芝。ゴルフをプレーするうえでも様々な変化を感じるが、それは生活面でも同じ。例えば「初めてサマータイムを経験しました。急に1時間変わって驚きましたが、節電が目的だとか。午後7時半頃まで明るくて、午前7時過ぎまで暗い、なんとも不思議な感覚でした」と、日々の光景も新鮮だ。
また、海外生活では“食の壁”も立ちはだかりそうだが、それも明るく振り返る。
「ハマったハンバーガー屋さんは『チックフィレイ』と『ウェンディーズ』です。海外のヨーグルトはグリークヨーグルトの『チョバーニ』が好きです。あとフルーツはプラムが美味しい! 今年は勝つまでパスタ以外の麺類を封印してるので、早く勝って大好きなラーメンをたらふくすすりたいですね~!もし勝てたら、ラーメンフェスを開催してもらえませんか?(笑)」
持ち前の“天真爛漫”な雰囲気は、日本を離れても変わりはない。現地ではマネジャー、トレーナー、そして通称“タカちゃん”と呼ばれる福井貴子キャディがチーム原として一緒に行動する。特に福井キャディは、「(サンリオキャラの)バッドばつ丸くんと(ポケモンの)カビゴンに似てるんです」とムードメーカーぶりが伝わってくる。ここからタフな米国転戦が本格化するが、気の合う仲間たちと楽しく進んでいきそうだ。
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